2011年7月19日火曜日

人生のプロ


こんにちは

我が子たちに「自らを限る者」になってほしくありません。
やるからにはトコトンやって、一流を目指してほしい。
もちろん一流にはなれないかもしれないけれど、それに近づくことはできる。
最初から二流でいいや、と思っていると二流にさえなれないんです。

ぼく自身、子どもの頃、若い頃は「自らを限る者」だったように思います。
ぼくの能力ではこのくらいかな、って限界を自分で作っていた。
ほどほどならいいやって。
だから努力の仕方もほどほど、結果としてほどほどの人物にもなれなかった。
ちょっと損しちゃったなー。

最近はあまり限ってませんよ。
50を過ぎたら好きなことしかしない、ですからー。
やってみると、おっ、オレこんなこともできちゃうんだー、って思うこと度々だもん。
あはははは。

内田樹/成瀬雅春『身体で考える。』マキノ出版¥1400-にこうありました。

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内田 やる以上は名人・達人になりたいと思って稽古しなくちゃ意味が無い。
「自分みたいな運動神経のない人間はうまくなりようがない」とか、「忙しいサラリーマンで、週に一回しか稽古できないんだから、せいぜいこの程度」というようなことを自分で言っていると、自分で自分の限界を作ってしまう。
可能性の芽を自分で摘んでしまう。(42p)
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最初に「言い訳」をしちゃうとダメなんですよね。
ネガティブ要因をたくさんカウントして、それでやっぱりやれない、ってやる前に決めちゃう。
それよりも、ポジティブなことを少しでもたくさんカウントする。
おおっ、ここまでできそうだ!って思って取り組んだ方がいいんです。
内田さんはこうも言います。

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内田 「自分みたいに才能のない人間は、うまくなるはずがないと思います」という言葉をいったん口にしてしまうと、自分が言った言葉そのものに自分が呪縛されてしまう。
「自分はうまくなるはずがない」という未来予測が正しかったことを「絶対にうまくならない」ことによって身をもって証明してしまおうとする。
これ、証明するの簡単ですからね(笑)。間違った稽古をすればいい。
先生が「やりなさい」と言ったことをやらないで、「やってはいけません」と言ったことをやる。
ほんとうにそうなんですよ。(42p)
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ネガティブなことを言うと、自分で自分の言葉に絡め取られちゃうんですよね。
だからそんなことを言ってはいけないんです。
ポジティブなことを言う。
そうすると行動もポジティブになる。
うまく行く確率が上がるんです。

もちろんそれでもうまく行かない場合もありますよ。
運もありますしね。
それでもポジティブにしていれば、確実に勝率は上がるんです。
ネガティブな人は、1回でもうまく行かないと、ほらやっぱりダメだった、ってあきらめちゃう。
あきらめ早すぎ。
ポジティブな人はしぶといですよー。
何回かうまく行かなくてもあまりめげない。
うまく行かない要因を調べて、リトライする、あるいは別のことにチャレンジする。

だってね、プロの野球選手だって毎回ヒットを打つことなんかないじゃないですか。
打率3割なら大打者ですよね。
それは7割は打ててないってことです。
人生だって3割くらい思い通りになったなら、それはすごいことなんですよ。
人生の3割打者、すなわちプロ中のプロってことですから。

我が子たちにもそうなってほしいですねー。
もちろんぼく自身の生き方でも示していきたいと思います。

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