2013年7月15日月曜日

変人に育て!

先日、鳥取環境大学で講演しました。
参加は理科教師を目指す学生さんたちです。
講演後の質問で,こんなことを聞かれました。
関口さんはお子さんをどんな風に育てていますか そうですねー、「変人」に育ててますよー。 変人とはいい意味ですよ。 人と違うことを考える、正しいことだと思ったら人と違うことでもやりとげる。 そういう勇気を持った人間です。 で、ぼくは変人になるにも「実力が必要だ」と思っているんです。 みなさんも中学や高校の頃のことを思い出してみてください。 同じことをやっても、それが許される人と、許されない人がいたでしょ。 人と違うことをやるためには,ある意味「資格」が必要なんですよ。 周りの人からの信用度とか期待感とかですね。 信用や期待のない人は、ちょっと違うことをやろうとすると、周りの人は何か災いが起こりそうな気がする。 だから、止めろ!と言う。 ところが信用や期待がある人が、ちょっと違うことをやろうとする。 周りに人にはそのことがよく理解できないかもしれないけど、信用や期待があれば,少なくとも邪魔することはしないんだよね。 あー、あいつなら仕方ないやって思う。 昔だったら、旧制高校の学生がお酒を飲んで騒いだり、ちょっとくらいやんちゃをやっても、周りの人はそれを許したでしょ。 むしろ好ましいとさえ思ったわけです。 これは社会人になっても同じだよ。 活躍している人ほど、制限が少ない。 人と違うことをやっている。 でもたいていはうまくいくから、信頼されている。 あー、あの人なら大丈夫だろう、ってね。 変人が変人でいられるには実力が要る。 実力のないダメな人は周りが,社会が変人にさせてくれないんだ。 きまりきった窮屈な生き方しかさせてもらえない。 だから我が子たちも、必要なことはしっかりと鍛えています。 今はまだ幼いから、読み書き計算かな。 宿題はもちろん、先取り勉強もやらせています。 家のお手伝いも毎日やらせている。 だからといって、勉強ばかりさせてはいませんよ。 勉強時間は、学年×20分程度。 小3の長男は1時間、小1の次男は20分くらいですね。 この時間きっちりやったら、あとは自由時間。 好きなことをとことんやる時間に充てる。 好きなことをとことんやるときは、集中してやることが大事。 集中するためには、宿題とか気がかりなものを残しちゃいけない。 やるべきことは手早く終わらせている。 だから好きなことに没頭できるんですよ。 好きなことにのめり込むことなしに、変人への道は拓けません。 好きなことにのめり込むには、本を読んだり、誰かに話を聞きに行ったり、どこかへ出かけたり、手紙を書いたり、いろんなコミュニケーション技術が必要です。 その基礎が、読み書き計算。 技術もなしに、好きなことにのめり込むことなんかできないんですよ。 ぼく自身も変人でありたいと思うわけです。 親が実践していないのに、子どもはそう育てられないじゃないですか。 だから日々勉強です。 勉強して腕を上げ、おれのやることを邪魔する奴らをぶった切る! あははははは。

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