2013年7月28日日曜日

読み書き計算はどんどんやれ

読み書き計算はとても重要な技術。
これなしに、勉強は進みません。
その意味で読み書き計算は「道具」なんだと思います。
よい道具を持つからよい仕事ができるのです。

読み書き計算がしっかりしていれば、楽に楽しく勉強をすることができます。
だから、読み書き計算は学校の進度より少し早く習得させちゃうのがいい。
読み書き計算を先行して習得しておけば、学校で教科書をスラスラ読めるはずです。
国語、算数、理科、社会、どんな教科でもスラスラ読める。
計算もスラスラできる。

そういう状態になっているから、学校の授業の内容に没頭できるのです。
問題解決学習や話し合い学習に、集中して参加できる。
難しい問題に取り組もうという気が起きるわけです。
だって、教科書をスラスラ読めないのに、もっと難しい問題を考えるだけの余裕を持てるわけがないじゃないですか。
算数のつるかめ算や旅人算など難しい問題も、問題文をスラスラ読め,意味が分かり、さらに計算がスラスラできるから考える気も起きる。
そして、考えることの面白さも体験できるんです。

読み書き計算の勉強は、学校じゃなくてもできます。
家で、一人でもできる勉強です。
わざわざ学校で大勢の子どもたちが集まってやるようなことじゃないんですよ、そもそも。
もちろん小学校低学年のうちは、一人ではできないでしょう。
でも低学年の読み書き計算なら、親がつきあってやることができます。
分からなければ,教えてやることだってできる。
低学年であれば、学年×10分ないし20分間程度の時間なら,親もつきあってやれるのではないでしょうか。
小1で10分か20分、小2で20分か40分。
ダイニングで家事などやりながらでいいから、つきあってやる。
そうやって、家での学習習慣を定着させるのがいい。

家での勉強が習慣になっていると、小4くらいになれば、漢字練習はドリルなどを使って自分一人で進めることができるようになります。
小5にもなれば、参考書を自分で読んで、計算のやり方を身につけていくことだって大丈夫。
親の手からも離れていきます。
高学年になったら、学年×20分間なんて、親もとてもつきあっちゃいられませんしね。
基礎的な勉強、一人でもやれる勉強は家でやる。
それも、自分のペースで無理なく先へ先へと進めていく。
そうすると、学校の授業で解放されるようになるんです。

学校の授業は大勢の子どもが集まってやるものです。
だから、大勢の子どもがいることを活かした勉強をする方がいいですよね。
大勢でやる勉強、それは「議論」です。ディベートです。
一つの問題をみんなであれこれ議論しながらワイワイとやる。
これはめっぽう面白いですし、アタマも鍛えられます。
その前提が,読み書き計算の十分な訓練なんです。

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