2011年5月14日土曜日

鉄は熱いうちに打て!


こんにちは

溌貴君も入学して1ヶ月が過ぎました。
学校も本格化しましたよ。
週二日は6時間授業です。
帰宅は5時頃になります。
疲れてふらふらです。

疲れていようと、徐々に宿題も多くなってきています。
集中してやっても20分間くらいかかる量になっています。
さすが鍛えるべき宿題量をしっかり理解している学校ですねー。
帰宅して宿題を終わらせると、もう夕食時間。
ごはんを食べて、お風呂に入って、8時には寝なくちゃね。
というより、眠くて眠くて8時にはコテンです。
ビデオゲームなんかやる時間、まったくありませんよ。
スバラシイ!

小学1年生から鍛えてもらっていますね。
鉄は熱いうちに打て、なんです。
日本の子どものうち、向学心に一番燃えているのは何年生か。
百ます計算の生みの親、岸本裕史先生は「それは1年生だ」って言ってましたよ。
1年生は向学心に燃えているんだから、その時にちゃんと勉強を教え、勉強する習慣を作ってやらなくちゃいけないってね。
それなのに今の学校と来たら、入学してもお勉強より先に、学校探検とかお遊びみたいなことばっかりやっている。
そのうち子どもの向学心は萎んでしまうんです。
それじゃいけませんよね。

鉄は熱いうちに打てってことがわかっている学校、先生は、子どもがやる気になっているときにきちんと勉強をやらせるんです。
6年先を見据えて、中学校のことも情報収集し始めました。
その中でもやはり灘中学はすごいですね。
中学1年生の1年間で、ほぼ中学の数学の内容を教えきってしまうのだそうです。
もちろん生徒たちも数学が得意で優秀だからできることでしょうが、でも先生たちも生徒の鍛え方が分かっているんだとぼくは思います。
中学入試を終えてダレる時期に、ちょっと負荷をかけて引っぱってやるんですね。
鉄を熱く保つんです。
せっかく知力の伸びる時期に、ダレてしまうのはもったいないですから。

それに、意外と中学校で修得する数学って簡単なんですよ。
小学校で得た数学概念を、文字数や文字式で表し直す程度。
3年分を1年間でやってやれないことはないんです。
特に数学マニアの多い灘中なら可能なんでしょう。

で、中2から高校数学に入るわけです。
高校数学は中学レベルとは数段違います。
数学らしい概念が新たに出てくるんです。
新しい概念を身に着けるには時間が必要です。
じっくり学ばせる必要があるのです。

灘では高2までで、高校数学すべてを学びきってしまいますが、それを中2から始めるので4年間かけられるわけです。
普通の高校よりも長い時間かけて勉強できるのです。
4年間じっくりと高校数学に取り組ませれば、磨きがかかりますよねー。
計算テクニックではなく、数学の本質的なところまで理解することができます。
基礎がしっかりしていると、応用も利きます。
テクニックだけでは、ちょっとひねった応用問題には太刀打ちできないのです。
それが大学受験の時にも役に立ちますし、大学に入ってからの勉強にも生きるわけです。

灘出身の人は、我が社の理事長野依先生に代表されるように、社会人になっても活躍している人が多いですし、人柄もいいんです。
それは、鉄は熱いうちに打て、で教育されてきたからだと思うんですよね。
学び方を学んでいる。
そして自分自身を熱く保つ術も身に着けている。
何事にも余裕があるので、人柄も自然によくなってしまうんだと思います。

我が子たちにも、緩急は必要だと思いますが、鉄は熱いうちに打て、で教育を受けていってもらいたいなーって思っています。

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