2012年7月23日月曜日

学力は持ち運び可能な資産

こんにちは

1学期が終わり、はっちゃんもとんたんも通信簿をもらってきました。
大変よい成績で嬉しい限りです。
というより、よい成績をつけて下さった先生に感謝です。

幼児や小学生に対して、実力通りの厳しい査定は必要ないんです。
査定されてやる気をなくしてしまいますから。
成績は甘くつける。
そうすれば、親に褒められ、おじいちゃんおばあちゃんにも褒められる。
やる気が出る。
そういう好循環が生まれます。
 

さてさて。
転職するとなると、退職金をチャラにしてしまうとか、転職して給料が下がってしまうとか、これまで築いた人脈を失ってしまうとか、また新たに技能を身につけなくてはならないとか、諸々のコストを支払う必要がああります。
転職に伴うコストを「スイッチングコスト」といいます。

このスイッチングコストが障壁になって転職ができない場合が多いのです。
嫌なブラック企業に勤務していても、転職できる希望がないと、ずるずるとそこに居続けなくてはなりません。
ところが、実力が高く、高度な学力と技能を持っている人ほど、スイッチングコストが低くなる傾向があるのです。
同業他社に移るだけではなく、まったく異分野にでも軽々と飛び移ることができたりする。

なぜなら、高い実力、高い学力、高い技能はポータビリティに優れているからです。
こういう人は、もともと退職金など気にしなくてよいくらい稼げるからであり、それだけの見込みがあるから。
何より、社内人脈以外の人脈が既に築かれており、それは信用という形で他へも持っていくことができるのです。

そして、高い技能には心理学で言うところの「汎化」が起こり安い。
高度な技術、技能は他分野にも転化しやすいのです。
せっかく学んだこと、身に着けたことがチャラになってしまうことはないんですよ。

茂木健一郎さんはこう言っています。

###
対象を批判的に分析し、考えるクリティカル・シンキング。
意見の異なる相手と、粘り強く対話する技術。
事実を鵜呑みにするのではなくエビデンスに基づいて懐疑的に考える。
そんなスキルならば持ち運べる。
###

つまり、学力も仕事のスキルもポータビリティがなくちゃいけないんです。
入試だけにしか必要な学力、社内だけでしか通用しないスキル、国内でしか通用しない学力や技術、そんなものは要らないんです。
しっかりとした学力、技術、技能は汎用性があるんです。
だからどこででも通用するし、活躍できる。
それが「自由」を生み出すと思うのです。

0 件のコメント: