2010年7月13日火曜日

変人の生きる道

こんにちは

「やった!勝ったわ!」
先日、ある私立小学校の見学会に行ったとき、妻の晶ちゃんが言いました。
何が勝ったかというと、背の高さ。
晶ちゃんの身長は168cm。女性としては背が高い方です。
実は学習院初等科の学校見学に行ったときに、参加しているお父さん、お母さんの背の高さに圧倒されてきたんです。
一流校へ子どもを入れる親は皆背が高い、という印象を強く持った。
三高と言われるように、背の高さと学歴の高さと収入の高さには強い相関があることは、統計的に証明されています。
学習院初等科では、168cmの晶ちゃんでさえ「平均」だったのです。
これじゃあ勝てないな、と思った。
ところがこの小学校では、参加しているお母さんたちの中では晶ちゃんが一番背が高かったわけです。
合格間違いなし、と思えたんです。
それで勝利の雄叫びとあいなったわけです。
まー、親の身長で合否が決まるわけじゃないんですがねえ。。。
我が妻も、相当変わり者ですなー。
あはははは。

ぼくは日本でもトップレベル、世界でも健闘している研究所に勤めています。
観察してみるに、トップレベルの仕事をする人はやっぱり個性的、変人です。
新しい科学を切り拓くのですから、常識を疑えなくてはいけません。
かなりの変人じゃなくちゃ、それはできませんよ。
ぼくも自他共に認める変人の一人ですが、楽しくやってこれたのは我が社に変人を認める風土があるからでしょうね。
教師業界ではぼくは長く勤めることができませんでした。
そこではぼくは変人過ぎて生きていけなかったんでしょう。進路を間違えたのかもしれません。
で、我が社の変人たち、当然ながら高学歴です。

海老原嗣生『学歴の耐えられない軽さ』朝日新聞出版¥1200-にこうありました。

###
企業が強い生命体であるためには、異分子、異能者も小数必要となってくる。
この異分子、異能者もえてして難関校出身者から現れやすい。(略)
多少変わっている人間も「蛮勇がある」という表現になり、合格と相成る。
そう、学歴があることで、人物選考が甘くなる。
そのことにより、企業に一穴あけられるような人材が、一定数うまく採用できていく。(64p)
###

我が社の変人たち、学歴がなくて普通の会社に勤めたとしたら、そこで上手くはやっていけなかっただろうと思います。
個性が強すぎて、次第に社内からつまはじきにされてしまったでしょう。
どこの会社に勤めても同じで、やがては社会から排除されてしまう可能性も大きい。
でも学歴が高いなら、異能者として生きていけるし、活躍もできる。
学歴が高いので、表だってバカにしたくてもバカにできない。
だって頭いいんだから。
学歴が高いとなーんとなく周りも認めてしまうし、認めざるを得なかったりします。
奇抜な行動も、蛮勇がある、になっちゃうわけです。
会社や世の中を変革するようなことも、普通の人だったら「バカなことはやるな!」と言われてできないでしょうが、学歴変人ならやってしまえる可能性が高い。
なので、学歴は変人が生き残るための「パスポート」なんだって思うわけです。

ぼくと妻の子どもですから、我が子たちも超個性的に育っています。
学歴を得るためには当然学力がなくちゃいけません。
ぼくは教育実習やアルバイトも含めると、幼稚園から予備校生まで教えた経験があります。
その経験から言えるのは、学力は小学校が要、なんです。
小学校で習う読み書き計算がしっかりしていて、読書する習慣があればその後は順調なんです。
我が子たちがその個性を生かせるように、変人として楽しく生きられるように、いい小学校を選びたいと思っています。

0 件のコメント: