2010年7月26日月曜日

継続は人生の基礎


こんにちは

昨日はボーイスカウトビーバー隊の集会がありました。
集会の最後に隊長からはつき君は呼ばれました。
なんと「小枝賞」の授与。
4月に入団した子たちの中で1番乗りで受賞です。
ぼくもはつき君ももらえるとはまるで予想していませんでしたので、サプライズです。
はつき君は得意満面です。

が、なんで受賞したかはよくわからなかったみたい。
「今日も大きな声でお返事したからね。隊長の言うこともよく聞いたし」なんて言っていました。
錯覚するのも悪くないことです。
自分はデキルと錯覚する位の人が、本当にデキル人になれるわけですから。

実はビーバー隊の小枝賞はボーイスカウト活動にたくさん参加するともらえる賞なんです。
スカウト活動に参加する度に「葉っぱシール」を2枚くれます。
シールはビーバーノートに貼っていく。
そしてシールが10枚たまるごとに、小枝賞がもらえるんです。
小枝はアップリケになっていて、ビーバーの制服に縫いつけていく。
制服の小枝も、目に見える形でだんだん増えていくというわけです。

なーんだ、たくさん参加しただけじゃないか、と思うなかれ。
参加するのもけっこう「見識」がいるんですよ。
月2回程度とはいえ、スカウト活動に参加させるのも大変です。
それなりに家庭のスケジュールをスカウト活動に合わせなくてはなりません。
それぞれの家庭にはそれぞれの事情があり、スカウト活動日と家庭の行事が重なることだってある。
その時にどちらを優先するか、なんです。

三浦雄一郎『敗けない男の子にする本』主婦と生活社¥650-から引用します。

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学者にしろサラリーマンにしろ、その他どのような職業にしろ、男の一生とは「努力」して、その時点での一つ一つの仕事を「完結」させて、それを一本の太い縄につないで行くことの道程だ。
一つ一つの仕事を「完結」しえない人間が人に抜きんでられるはずはない。
「男なら今やっている仕事を完成させろ」と、子供には繰り返しいうべきで、子供はそうすることによって、強い意志と同時に内面的な成長もとげていくはずだ。(130p)
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我が家はなるべくスカウト活動を優先するという方針です。
だってその方が得だから。ぼくはプラグマティストですから。
だって人生の基礎は「継続」なんです。
やり遂げるためにはやり続けなくちゃならない。
その訓練をさせていくのが、親の務めだと思うのです。

スカウト活動も楽しみだけねらうなら、楽しそうな行事を選んで参加すればいい。
でもそれじゃあ損だと思うんです。
スカウト活動を通じて、継続の大切さを教えたい。
だから、家族のスケジュールもスカウト優先に組むんです。

スカウトもカブ隊、ボーイ隊になると、参加するだけでの賞はなくなります。
ある技能ができるようになったかどうかで評価されるようになる。
できるようになるためには、やり続けなくてはならないのは当然です。
やり続けるためには、スカウト活動に参加し続け、隊長やリーダーたちから技能を学んでいく必要があるんです。
だから、最年少のビーバー隊が小枝賞という参加賞を基礎にして子どもを褒めるのは、とても理にかなっていることだと思います。
継続こそ人生の基礎だからです。

三浦さんはこうも言っています。

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失敗とは、計画を途中で放棄すること(126p)
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たいていのことは途中であきらめないで、しつこくやり続ければ必ず成功するものなんです。
そういう訓練の場として、ボーイスカウト活動もやり続けていきたいと思います。
小枝賞をもらった帰り道、コンビニに寄ってはつき君の好きなおやつを買ってあげました。
家に帰ってそのおやつで家族みんなでお祝いしましたよ。
あ~、ハッピー、ハッピー!

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