2010年7月20日火曜日

ダブルスキンを体感する


こんにちは

先週末、神戸スパコン棟プレス公開がありました。
ぼくは建物の説明役を仰せつかりました。
1ヶ月ほど前にこのご指名があったとき、既に別の打ち合わせの予定が入っていました。
でもめったにないチャンス。やりたかったんですよ、説明を。
別の打ち合わせの方をやりくりすることにしました。

そのため公開の前日は忙しかったですよー。
予定を詰めまくりましたからね。
朝からコジェネ工事の打ち合わせとスパコン開発グループとの打ち合わせ、終わるとすぐ神戸研に移動してiPS棟工事の打ち合わせ、それも手早く終わらせまたスパコン棟へ移動して関西電力さんと打ち合わせ。
かなりヘヴィでしたよー。
でもすべて夕刻までに終わらせることができ、晴れ晴れした気分になりました。

翌日、プレス公開の日はきちんとネクタイを締めて行きました。
いや、以前同僚だった事務方のチームリーダーから「いくら何でも作業着に首タオルは止めてくれ」と言われたからなんですけどね。
集合時刻の1時間前に行って、案内ルートを一巡しました。
それぞれの説明ポイントで何をしゃべるか考え、ルート図にメモ書きです。
スパコン棟を効果的にアピールするために、何を話すか考えるのも楽しいこと。
準備万端です。

午前の公開もつつがなく進んだはずでしたが、ちょっと混乱も。
参加者が多かったので2班に分かれて別ルートで見学していただきましたが、ちょうど中間点、同じ場所で両班がバッティング。
急遽ぼくの引率する班は先に研究員室を見てもらったりして混雑緩和。
臨機応変です。
午前の見学終了後の反省会で、混乱の原因が明らかに。
ぼくの各所での説明がちょいと長すぎて、本来だったら重ならないはずの場所で両班が重なってしまった。。。
チームリーダーから「関口はしゃべるのが能だとは思うけど、もうちょっとスケジュールも気にしてよ」なんて言われちゃいましたー。
あはははは。

午後の公開はその反省も込めて、テキパキと。
ここで愉快な経験をしました。
スパコン棟の研究ゾーンは真西に向いています。
そのため強い西日の影響を受ける。
スパコン棟はそれを考慮して、外壁をダブルスキン構造で造りました。
ダブルスキンとは、外壁を二重にして、その二重空間を自然換気することによって壁面が直射で温められるのを防ぎ、室内の熱環境をよくする技術です。
午後の公開時には梅雨も明けたんでしょうか、空は晴れ渡り、外壁に強い西日が当たっていました。
チャンスです。
普通の建物の西面は、直射が当たると室内の壁が熱くなります。
記者の方たちに「壁を触ってみてください。熱くないでしょー」と言いました。
ダブルスキンの効果を体感してもらえました。
記者の方たちも「おーーー、なるほどー!」と驚いてくれましたよ。
よかった、よかった。


写真はスパコン棟ダブルスキンの外壁。
通常のダブルスキンとはちょっと違います。
ユニークな工夫を加えてある。
その秘密はまたいずれ。

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