2012年6月13日水曜日

試験の真意

こんにちは

学ぶ、とは何か。
俺はまだまだ知らないことがたくさんある、ことを自覚することだ。
学ばない人に限って、俺は何でも知っていると言う。

入試でも資格試験でも、まずは過去問をやりなさい。
過去問には、どういう学生がうちの学校にふさわしいのか、どういう人材がこの資格に値するのか、それが書いてある。
目標とする人物像だね。
君がそういう人物になりたいと思うなら、しっかりと勉強し、仲間に入れてもらいなさい。

よい学校、上級資格試験の問題は、合格点が60点くらいになるように、念入りに調整されているものだ。
あまりに難しい問題ばかりにして、平均点を下げると、まぐれで合格する人物が出てきてしまう。
あまりに優しい問題ばかりにすると、誰が優秀な人材なのかわからなくなってしまう。
どちらも損。

試験というものは、ほぼ過去問と同じ問題が8割くらい出るものだ。
だからこの8割の8割、つまり60点くらいとれれば合格する。
 これは東大入試だって司法試験だって同じ。
なぜそうするのか。

世の中のあらゆる問題の8割くらいは、過去にも同様な問題が発生し、それを誰かが解決しているもなのだ。
全く新しい問題というのは、めったにはない。
過去に誰かが解決した問題なら、それに倣って解決すればよい。
ごく普通の人材はそれができることが第一なのである。
それは、あたりまえのことを確実にやり遂げることにつながるからだ。
学校は、社会はまずはそういう人材がたくさんほしいのである。

もちろん、全く新しい未知の問題、誰も直面したことのない問題に取り組む人材も必要だ。
だがこういう人材はそんなにたくさんは必要ない。
100人に一人、1000人に一人いれば十分だろう。
そういう貴重な人材を見分けるために、あるいは自分は貴重な人材だったと自覚させるために、2割の新たな問題を出す。

まあそれはうがち過ぎかもしれない。
ともかく、多くの人が誤解しているように、優秀な人材は新たな問題をパッと解決することができるわけではない。
8割の過去にも解決したことのある事例を、パッと想起できる人材なのだ。
だから解決が早い。
これは特にエンジニアには必要なことだ。

新たな問題に新たに取り組む場合、パッとはいかない。
時間がかかる。
優秀な人だってそうだ。

で、優秀な人とそうでない人を分ける分水嶺は何か。
それは、早々とあきらめてしまうか、しつこく取り組むかだ。
優秀な人はしつこい。
簡単にはあきらめない。
そういう態度も、入試や資格試験は育ててくれる。

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