2010年2月2日火曜日

ほんの少しのお裾分け

こんにちは

職場の労働組合で発案して、ハイチ地震への募金を実施しました。
お昼休み30分程度、執行委員みんなで交代で社員食堂で募金活動をしました。
おかげさまで1週間で10万円を超える募金を集めることができました。
我が社のみんな、まだまだ捨てたもんじゃないぜ!って思いましたよ。
集まった募金はユニセフを通じて、ハイチの人たちに届けたいと思います。

こういう面白いホームページがあります。
http://www.globalrichlist.com/
自分の年収を書き入れると、自分が世界の中でどのくらい金持ちかを表示してくれます。
試しにぼくの年収を書き入れてみたら、世界の中では驚くほど金持ちの部類に入ってしまうようです。
というより、世界の中には貧しい人たちがものすごく多い、ということなんでしょう。

このホームページでは、

 あなたの1時間分のサラリーでいいから寄付をしてください。
 それがたくさんの貧しい人を幸せにしていきます。

と言っています。

ワタミ社長の渡辺さんは、お子さんたちにこう教えているそうです。

 誰かからお年玉などお小遣いをもらったら、
  半分は自分の好きなことに使いなさい
   45%は貯金しなさい
    5%は寄付をしなさい

子どもの金銭教育という観点からも、自分の得たお金の内いくらかは貧しい人のために使うことを教えていくことは大切だと思います。
逆に言えば、貧しい人に寄付ができるくらいの経済的、心理的余裕を持つことが大切。
自分があまりに貧乏だと他人へ配慮するまでの心の余裕はなくなりますからね。
我が子たちも自分の収入のうち5%くらいを気分よく寄付できるくらいの経済力を持てるような、実力ある人物に育ってもらいたいと願っています。

大越俊夫『自学力を育てる教育革命』日新報道\1300-にアサヒビール会長の樋口廣太郎さんの講演録が載っていました。
樋口さんは子どもの頃、おばあさんからこう教えられたそうです。
京都生まれらしいお話です。

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目に見える物の施しは「物施(ぶっせ)」と言います。
その次に、言葉による施し「言施(げんせ)」がある。
「がんばりなさい」とか「今日は良い天気ですね」などと言って、相手を元気づける言葉です。
私は祖母から「一番下の施しは子どもの時にしなさい」と言われました。
言葉で言うにはあなたはまだその力もなければ、言葉も持っていないから、ということなのです。
その次に来るのが「顔施(がんせ)」。
いつも、相手に心地好い笑顔を向けていくことです。
これは顔や表情の施しです。
最後は心の施し「心施(しんせ)」なんです。つまり親切です。
京都の商家は、必ずそれを子どもに教えたものです。
つまり、何に対しても「ありがとうございます」と言えることです。
森羅万象に対して感謝の念を持つことで、自分が一つの力をもらうということです。
こういうことを学ぶことが、家庭教育の原点なのではないかと思います。(27-28p)

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一番下のレベルの施しは、ものやお金による施し「物施」なんですね。
まず最初に「物施」からはじめないといけない。特に子どもは。
いきなり心の施し「心施」のレベルにはなれないんだと思います。
物施から始めてそれを続けていく内に、言施が身につき、顔施という顔つきになり、心施に到達できるのでしょう。
「お金じゃないよ心だよ」なんて言っている人は、ホントはケチなだけなのかも。

ぼくはコンビニやスーパーで、おつりに小銭をもらうとレジに置いてある寄付箱に入れたりします。
でももっと意識して寄付をしていきたいなって思いました。
それは自分の心のレベルを上げることになるから。

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