2010年2月20日土曜日

少女の髪のかほり

こんにちは

出張からの帰り道、夜9時過ぎ頃、西武線が人身事故で止まっていました。
駅は帰宅する人で溢れかえっていました。
あちゃー、疲れてるのにかなわんなー。
仕方ないので駅のホームで本を読んで待ちました。

ラッキーなことに30分ほどで運転再開。
動き出した電車に乗り込みました。
当然座れません。ぎゅーぎゅー詰めです。
こんなぎゅーぎゅー詰め、最近では朝のラッシュアワーでもありませんよ。

ぼくの左隣に20代半ばくらいの女性が、右隣に中年(といってもぼくと同年代?)の女性が立っていました。
ぎゅーぎゅー押しつけられるので、痴漢と間違えられても困りますから、ぼくは両手でつり革につかまりました。
このとき、以前国立科学博物館人類研究部部長馬場悠男さんの講演で聴いたことを思い出したんです。

 昔から「少女の髪のかほりはかぐわしきものだ」って言われているでしょう。
 それにはちゃんと科学的根拠があるんですよ。
 繁殖年齢の女性の頭皮にはアポクリン腺が発達しているんです。
 アポクリン腺は分泌されると、微生物によって分解され、それがフェロモンになる。
 若い女性が髪を伸ばし、髪を念入りに梳かすのは、髪全体にアポクリン腺液を行き渡らせるため。
 髪全体からフェロモンを発し、男性を誘うわけですね。
 男性と女性の身長差も、男性の鼻が女性の頭の位置に来る程度になっている。
 これも男性が女性から発せられるフェロモンを存分に吸引できるようになんです。

 ところがこの頭皮のアポクリン腺、中年になると退化していく。
 中年になった女性が髪を短く切ってしまうのは、もう髪を伸ばす必要がなくなってしまうから。
 よくおばちゃんがちりちりパーマをかけたりしますよね。
 それは少なくなったアポクリン腺液の香りを少しでも頭に保持したいからかもしれませんね。
 (関口意訳です)

ぎゅーぎゅー詰めの電車の中、このチャンスにさっそく実験です。
なんたって、ぼくの信条は「なにはなくても仮説・実験」ですからねー。
まず左隣の若い女性の方に鼻を向けて深呼吸。
う~ん、具体的にどんな匂いかよくわかりませんでしたが、確かにいい気分になりました。
次に右隣の中年(もしかして年下??)の方に鼻を向けて深呼吸。
吸い込んでいる途中で、ゲホゲホと咳き込んでしまいました。。。

おーーー、科学は偉大だ!!

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