2009年6月8日月曜日

負けても得する戦い方

こんにちは

はっちゃんとっちゃんには「いい学校」に入ってもらいたいと思います。
いい学校のひとつの条件は、よきライバルに巡り会えること。
おーーこいつはすごい奴だ!と思える友だちですね。
共にあこがれ共振し切磋琢磨していく、それが生涯続くような友だち。

で、ライバルとしての「戦い方」を覚えてもらいたい。
ライバルと、こいつには負けたくない、と思って戦うのはいいことです。
でも負けることもありますよね。
負ける方が多いのが人生です。
そのとき、負けてどう思うか。
負けて沈没してしまうのかどうか。

ライバルとの戦い方は、負けても悔しいけど気分がいい。
負けちゃったけど、お前のおかげでおれもここまでやることができたぜー。
そういう達成感の残る戦い方ですね。
決して沈没はしないんです。

西原理恵子『この世でいちばん大事な「カネ」の話』理論社よりみちパン!セ¥1300-にこうありました。

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最下位の人間に、勝ち目なんかないって思う?
そんなの最初っから「負け組」だって。
だとしたら、それはトップの人間に勝とうと思っているからだよ。目先の順位に目がくらんで、戦う相手をまちがえちゃあ、いけない。
そもそも、わたしの目標は「トップになること」じゃないし、そんなものハナからなれるわけがない。じゃあ、これだけは譲れない、いちばん大切な目標は何か。
「この東京で、絵を描いて食べていくこと」。
だとしたら肝心なのは、トップと自分の順位をくらべて卑屈になることじゃない。最下位なわたしの絵でも、使ってくれるところを探さなくちゃ。最下位の人間には、最下位の戦い方がある!(84-85p)
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ライバルとの戦い方は、決してトップをねらう、順位を得るための戦いではない。
結局は自分との戦い。
自分を高めるための戦いなんです。
自分の目標を達成するために自分を高めていく。
ライバルはそのためのベンチマーク。

脳科学者の茂木健一郎さんも学芸大附属時代の友人の話をよく講演などでもしますが、そんな友だちに巡り会えたらいいです。
個性的でやんちゃで、でもやることはやってるから周りから認められているような子ども。
確率的に言って、そういう生徒はいい学校に集まって来ていると思うんですよ。

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