2009年6月9日火曜日

ジンザイとは何か

こんにちは

昨日は労働組合の仕事で団体交渉がありました。
お題は、夏のボーナス。
交渉日程が急に決まったので、事前に交渉内容について調べたり、議論の戦略を練ったりする時間が取れませんでした。
まー、労務のプロと交渉するんですから、知らないことは相手に聞けばいい。
聞いたことを元に論理を積み重ねていけば、議論は成り立つだろうと気楽に構えました。

ある本に書いてあったんですが、成功の反対語は何か、ってこと。
たいていの人は「失敗」だと思いますよね。
でも違うんです。
成功の反対は「挑戦しないこと」なんです。
何度も失敗しても、やり続けていればやがては成功することができます。
その意味で、成功も失敗も同義なんです。
だから挑戦しなければ、失敗もしない代わりに成功もあり得ない。
だから、成功の反対語は挑戦しないことなんですね。

昨日の団体交渉も、予習が十分ではなかったので、ちょっと言いよどんだり、考え込んでしまったりする場面もありました。
でも、相手から情報を引き出し、どこをつつけばいい方向へ議論を向けられるか、勉強になりました。
ある意味、ぼくにとって挑戦する場にすることもできたと思います。
なので、気分よし!

仕事上必要とされる人のことを「ジンザイ」と言いますが、それには4種類のジンザイがいるのだそうです。
4つのジンザイに別々の漢字をあててみます。

「人材」
これは一般的に使われる漢字ですね。
この人材は、材という字を使うように、材料となる人という意味ですね。
仕事の主体にはならないけど、与えられた仕事はてきぱきとこなし、成果も出す。
期待するよりもよい仕上がりにもできる能力がある。
このくらいの人間なら絶対欲しい、というレベルですね。

「人在」
存在しているだけの人という意味ですね。
可もなく不可もなし、ですね。
与えられた仕事はなんとかこなす。
期待したレベルには仕上げてこれるけど、でも面白みはない。
クビにするほどじゃないけど、他に換えが効く程度の人。

「人罪」
たまにいるでしょ。いるだけで困っちゃう人。
あいつがいない方が仕事が進むのにーっていう人。
まったく罪ですなー。

「人財」
これが一番よいジンザイ。
会社にとって財産となる人。
こういう人は上から言われた仕事はもちろんできる。
それどころか、言われない仕事もクリエイトしていける。
つまり新しい仕事を開発できる人ですね。
今ある仕事をするだけだと、よくて現状維持です。
発展していくためには新しい仕事を開拓しなくちゃならない。
それができる人が、人財なんです。

さてさて、ボーナス交渉も堂々とできるようになるためにも、ぼくは人材、そして人財となるべく、いろいろなことに挑戦していきたいなーって思っています。

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