2009年6月28日日曜日

躾を間違えるな

こんにちは

はっちゃん、とっちゃんをデパートなどに連れて行くと、当然ですがおもちゃ売り場にトラップされます。
自由に遊んでもいい展示品があり、そこで熱中してしまう。
ぼくや晶ちゃんは、それを眺めるだけ。一緒に遊ぶこともありません。
もちろん、そのおもちゃを買ってあげるなんてことはありません。
展示品以外の売り物に手を出すとか、危ないことをするとか、他に遊びたい子がいたとき意地悪するとか、そんなことがないかどうかだけ見ている。
はっちゃん、とっちゃんは思う存分遊びまくる。
もちろん、すべてタダ。
デパートさん、ありがとうー!

おもちゃ売り場で泣き叫んでいる子もいます。
こういう子がなぜ泣いているのか観察してみると、たいていはまだ遊びたいのにお母さんが帰ろうとしているんですね。
時間がないとか言ってるんです。
バカだなーってぼくは思いますよ。
時間がないならおもちゃ売り場なんかに連れてこなけりゃいいのにね。
子どもが熱中し始めたところで、帰るよなんて言う。
残酷だよねー。
泣き叫ぶのは当たり前です。
なのに「ワガママ言うんじゃありません!我慢しなさい!」なんて怒ってる。
怒ってそれで躾けてるつもりにもなってるらしい。
ワガママなのはお母さんの方じゃん!

三砂ちづる『オニババ化する女たち』光文社新書¥720-にこう書いてありましたよ。

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本当に三歳くらいまでは、子どもに真剣に怒らなければならないこと、というのはこちらが落ち着いていればそんなにないと思います。
三歳以前に叱っているとすれば、そのほとんどは、自分が相手をコントロールしたい、という欲望か、もしくは自分のぶれ、ゆらぎを相手に向けているかのどちらかではないかと思うのです。(221p)
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おもちゃ売り場でのオニババママは、きっと子どもを楽しませたくておもちゃ売り場に連れて行くんでしょう。
でも自分の都合だけで帰ろうとする。
それに子どもは従わないから叱るんです。
コントロール願望が強いんですね。

子どもなんていくら熱中していても、10分間くらいで飽きちゃうもんなんですよ。
特にデパートのおもちゃ売り場にあるおもちゃなんて、食いつきはいいけど、飽きも早いものが多いからね。
ほんの10分間、それにつきあってやればいい。
そうすれば、子どもも満足、親もいらいらガミガミしなくてすむのに。
子どもも不満、親も不満、そしてそうやって育てられた子どもがどう育つか考えてみれば、まったく損なことだと思いますよ。

我が子、はっちゃんとっちゃんは、存分に遊びまくるので、飽きれば「もう帰ろう」って自分から言う。
親子とも気分よし!

同書にはこうも書いてありました。

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しつけをすることと、子どもをコントロールしようとすることは、まったく違います。
自分もコントロールされたことしかない母親は、子どもも思うようにコントロールしようとする。
それは間違いです。
しつけと、自分の思い通りにしてほしい、ということの違いは、しつけというのは、人間として生きていくことのルールを教えるということです。
自分の思い通りにしてほしい、というのは自分の都合のいいように動かしたい、ということです。(219p)
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躾とコントロール願望を混同しちゃいけませんね。
そのためには、待つことができるだけの余裕を持つこと。
特に時間の余裕をたっぷり持っておくことが、心の余裕につながります。
親の言うとおりにしないから叱る、というのは親のエゴでしかないんですから。

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