2009年6月11日木曜日

アタマは情報の缶詰

こんにちは

ぼくはおしゃべりです。
仕事の会議でもほとんどぼくが喋っています。
議事録を見ると6割以上の発言はぼく。いや8割、いやいや9割かも?

ぼくは仕事に必要な人間は以下の3つだけだと思っています。

・お金を出す人
・汗をかく人
・知恵を出す人

これ以外の人間は、仕事にとって邪魔です。
そういうヤツは即刻退場であるべきなんです。
で、会議というのは「知恵を出す場」なんです。
知恵を出す人が集まってこそ、会議は有意義な場になるんです。
だから会議で何も発言せず黙っている人は、その場にいても仕方ない人、役に立っていない人なんです。

ぼくには夢があって、ぼくが管理職になったら自分が主催する会議において3回連続発言0のヤツがいたら、即刻クビ!
あ、そんなことしたら部下は誰もいなくなっちゃうかー。
あははははは。
さてと、今日もSPring8へ出張です。
バリバリしゃべってきますよー!

ところで、なぜ人は出張なんかするんでしょうか。
今はインターネットも高速回線になって、TV会議設備だって充実しているのに。
出張なんかしなくても済むインフラは充実してきているはずなの に。

ぼくの職場にもTV会議設備はありますが、やっぱり細かい打ち合わせは無理です。
顔をつきあわせて議論しないと、ちゃんとした結論を出すことができません。
報告事項だけならTV会議でも十分ですが、議論が必要な場合はイライラしてしまいます。

なぜなら人間は「情報の缶詰」だからなんです。
一堂に会して、それぞれが自分のアタマの缶詰をパカッと開く。
そしてそれらを皆でつつき合う。
つつき合いながら、新たなものを生み出していく。
それが会議ってもんだからです。

TV会議ではイマイチ缶詰をうまくつつき合えない。
それがTV会議で感じるイライラ感の原因なんだと思います。
自分の缶詰を相手に差し出せないもどかしさ、相手の缶詰に箸の届かないもどかしさ。

そうして互いの缶詰をつつき合って新たな料理をこしらえ、それを各々がまたパッケージし、缶詰に封入して帰社していく。
出張とはそのためのものなんです。

ところで、出張に行っても自分の缶詰を開こうとしない人がいたりします。
一言も発言しないんです。
それはルール違反。
これでは何のために出張に行っているのか分かりませんよ。
はっきり言って無駄です。罪人です。人罪です。

鎌田浩毅『ラクして成果が上がる理系的仕事術』PHP新書\740-にこう書いてありました。

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会議を開く最大の目的は、他人のアタマを使うことにある。
同時に、自分のアタマを相手に使ってもらうのだ。
会議に同席した者どうしでお互いに相手のアタマを活性化しながら、新しい考えや発想を得ようというのが会議の効果なのである。
だから、会議はいつも相互恩恵が基本になる。
ウィン・ウィンの関係になるはずなのだ。(159p)
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せっかく出張旅費を使って出張しても、アタマの缶詰を開かず、新しい料理を缶詰にせず、持ってきた缶詰をそのまま持って帰る。
あー、もったいない。
こういう人は、相手に差し出すほどの缶詰を持っていないのかもしれませんね。
空っぽなのか腐っているのか。

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