2009年6月25日木曜日

できると思えばできる

こんにちは

ぼくが職場の労働組合の執行委員長に推されて、最初の団体交渉の時。
ぼくはこんなことを言いました。

 今期、何かひとつでも
 会社と組合とが協力して
 多くの職員が楽しめることを実現しましょう

で、ぼくの頭にあったその楽しいことっていうのは、「餅つきの復活」でした。
我が社では10年くらい前まで、年に一度餅つきをしていたんです。
多くのセクションからボランティアを募って、みんなで準備をし、餅をつく。
その餅を全職員に振る舞い、みんなで食べる。
すごく楽しかったんですよ。

もちろん、ボランティアになった人は結構大変でした。
ボランティアと言っても、人数も必要ですから各セクションに動員をかけたってこともあったと思います。
嫌々やった人もいたかもしれません。
でもほとんどの職員は、年一度の餅つきを楽しみにしていたと思うんです。

我が社も組織が大きくなってしまい、一人一人の顔が見えなくなりつつあります。
たまにはみんなで集まって、顔見知りになることも必要だと思います。
わいわいと一緒に餅をつき、一緒に餅を食べる。
その中からコラボだって生まれるはずです。
新しいことって、人と人とのスキマに存在するわけですから、それはコラボしなくちゃ見つからないんです。

10年ほど前に社員食堂を建て替えたときに、なんとなくやらなくなっちゃて、今に至っています。
これを復活したい。
以降、機会があるごとにその思いを話してきました。

ぼくは共済会の幹事にも推されました。
共済会とは、職員がちょっとずつお金を出し合って、職員の文化健康、福利厚生に益することをやるための組織です。
昨日、共済会幹事会があって、その会議に出席したんです。
すると「餅つき」の話題が出たんです!
おーーーー!!このチャンスを逃すもんかーーー!!

衛生面の問題、勤務時間の問題、いろいろネガティブ要因はあります。
そういうネガティブなことばかりあげて、やりたくないという意見を言う人もいます。

ぼくは、こうやればいいんじゃないか、こうも考えられる、などなど屁理屈をガンガンしゃべりました。
で、まずはできる範囲でやってみようじゃないか、ってことになりました。
嬉しー!

養老孟司/角田光代『脳あるヒト心あるヒト』扶桑社新書\700-で、養老さんはこう言っています。

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できることはわかるが、できないことかどうかは、わからない。
なぜって、できることは実際にできるんだから、やってみればわかる。
ところができないことの証明はふつうできない。(76p)
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そうなんです。
できるできないは、できることを証明する方が簡単。
だって、やってみればいいんだから。
できないと言う人は、すごくたくさんのネガティブ要因を並べ立てるでしょ。
それは、できないことを証明するのが大変だからなんです。
でもそんなのは、実際にできちゃえば反証可能なんです。

自然法則と法律に反しないことなら、たいていのことはできちゃうんですよ。
できないのは、できると思わないからなんです。
できると思って行動すれば、それは完璧な形ではないかもしれませんが、できるものなんだと思います。
あー、餅つき、楽しみだなー。

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