こんにちは
去年はいい年でした。
理事長表彰ももらっちゃったし、男女共同参画委員長賞もいただきました。男
女共同参画委員長でもある副理事長にも大変お世話になったので、年末にぼくの青春の味日高昆布をちょびっとお福分けしました。
そしたらお返しにと、虎屋の高級羊羹をいただいちゃいました。
「今年も東奔西走の活躍を楽しみにしていますよ」なーんてお言葉も頂戴。
嬉しいですねー。
昨日、1月分の出張届けを上司に提出しました。
面白い仕事をやってる最中だったので、ちゃちゃっと書いて提出。
そしたら、日付を間違っていたり、出張先の漢字の変換ミスがあったりで、突き返されちゃいました。
まったくぼくって細かなところに気が回らないんだよね。。。
ところでサラリーマンなら、上司が無能に思えるって経験を持つ人は多いと思います。
なんでこんな無能な奴がオレの上司なんだ?って。
もちろんぼくの今の上司のように尊敬に値する上司もいるけど、嫌なことをするのは決まって無能な上司。
なぜこんなことになってしまうのか?!
組織には「ピーターの法則」が働いてしまいます。
どんな組織でもピーターの法則が成立してしまう。
ピーターの法則とは、一言でいうと、 あらゆる組織は無能化するという法則。
組織というものは、時が経つのに従ってすべてのポストはその責任を全うできない無能な人たちばかりになってしまう、というのです。
会社の社員を例に取りましょう。
平社員で優秀な人は係長に、係長で優秀な人は課長に、課長で優秀な人は部長へと昇進します。
そうすると必然的に、昇進したとたんにダメになってしまう人も出てきてしまいます。
平社員で優秀だった人は、例えば客あたりがいいために営業成績がよかったり、手先が器用なため加工機械の操作がうまかったりしたわけです。
その人が昇進して係長になったとすると、直接お客さんと接することは少なくなったり、実際に機械の操作をしなくなったりするわけです。
マネージメントとか事務作業とかもやらなくちゃいけなくなる。
現場にいるからこそ生きたスキルが、昇進すると使えなくなっちゃうんですね。
平社員と係長では当然求められるスキルが異なるわけですから。
係長となっても優秀さを発揮できた人は、課長に昇進します。
課長に求められるスキルも、係長とは違ったものが必要で、係長の時に身につけたスキルがそのまま使えるわけじゃない。
課長となっても有能であれば部長に昇進しますが、また同じことが待っています。
こうして、いずれはどこかの職位に昇進したときその職責を全うできなくなって、すなわち「無能」の烙印を押されて、昇進はそこでストップせざるを得ない。
各層のポストを占めるのは、その職位で無能となった人たちだらけになり、組織は沈滞していく。
ピーターさんはアメリカ人ですから、アメリカの会社や役所を観察してピーターの法則を見つけたのでしょう。
アメリカの組織は実力主義、成果主義です。実力主義の組織ほど、ピーターの法則にからめとられる恐れが大きいということです。
そこで、ピーターさんは「創造的無能のススメ」を提案しています。
自分にとって十分に実力が発揮できるポジションに留まり、昇進させられないようにしよう、ということです。
昇進させるにはちょっと?と思わせる欠点を、自ら演出する。
例えば、会社の付き合いはすべて断る、時々身勝手に休暇をとる、などなど。
適度に「変人」となることで、創造的無能を演出するといいのだと。
ぼくは今のポジションが、自分では楽しく仕事ができるし、実力も発揮できると思っています。
それに今のポジションでまだまだやりたいことがたくさんあります。
今のポジションにぼくを置いておいた方が、職場にとってもメリットが大きいはずです。
そのためにも、創造的無能を演出して、変人でいようと思っています。
というわけで、細かなミスをするのもぼくの演出なんです。
それによって、「関口はまったく細かいことまで気が回らないヤツだよなー。昇格させるのはまだ無理だな」と上司にも思ってもらう。そ
れによって今の自由闊達に活躍できるポジションを確保し続けるのです。
え?演出じゃなくてホントに気が回らないだけでしょ、だって??
あははは、そうかもしれませんねー。
でも自分の短所も上手く活用する。それが人生ってモンです!!わはははは。
ピーターの法則については、藤原和博『プライド--処世術2--』新潮社\1300-に書いてありました。
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