2009年3月4日水曜日

適度に出世しよう!

こんにちは

昨日出勤して喫煙所の前を通りかかりました。
たばこを吸っていた他部署の部長さんに呼び止められました。

「関口君、△△研究所の○○も君が手伝ってくれているんだって」
「はい、予定通り進めていますよ」
「○○、本当に契約通りの期日に完成するかね」
「すごく厳しいですけど、アタリは付いています。間違いなく期日に間に合います」
「ああよかった。それが心配でね。よろしく頼むよ」

てなことで、他部署の部長さんからも信頼されていることが分かって、朝から気分よし!

ぼくは「創造的無能」を実践しています。
組織にはピーターの法則が働いています。
ピーターの法則とは<組織は無能化するものである>というもの。
有能な人はやっぱり昇格していきます。
でも、あるポジションで有能だからって、昇格したポジションでも有能であるとは限りません。
前線で活躍していた営業マンが、課長になったとたん無能になってしまう、なんてことはよくある話です。
それは、営業マンと課長に必要なスキルや適性は異なるものだからです。
組織というものは、昇格させていった人があるポジションで無能となってしまう、それが積み重なって組織全体が無能化する、というシステムでもあるのです。

だから、自分が活躍できるポジションに留まる必要があるのです。
そのためには、適切なポジションから昇格させられないよう、自ら演出することが必要。
それが「創造的無能」。
仕事はできるんだけど、人付き合いが悪いとか、口が悪いとか、同僚と無関係に早く退勤するとかね。
ちょっと昇格させるのはアブナイ、と上司が判断するようにするんです。

ぼくも今のポジションが面白いし、力が発揮できる。
会社にとっても、ぼくを今のポジションに置いておく方が得だと思っています。
だから、ちょっと変人を演出しています。
って、もともと変人なんだけどね。あはははは。

偉くなりたくない、と言っても、最初から偉くなりたくなかったわけではありません。
下っ端のままでは、仕事は面白くもなんともないですから。
上司や先輩から指示されてやるだけの、義務的な仕事ばかり。
自分の個性を発揮する余地のない仕事。
そんなの嫌です。
自ら創り出していく仕事、自分がやりたい仕事をしたい。
そのためには、ある程度は偉くならなくちゃ、それはできないもんなんです。
だから、それなりに努力もしてきたし、アピールもしてきたつもりです。
ようやく、いいポジションをゲットできた。

勝間和代/福沢恵子『会社でチャンスをつかむ人が実行している本当のルール』ディスカバー¥1440-にこうありました。

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会社にいる限りは、出世、すなわち、責任と権限の拡大を目指すべきです。
それは、「会社人間になる」どころか、逆に、自分のワークライフバランスを手に入れる方法でもあります。(41p)
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なるほど。
責任と権限を持つことは、自由を得ることでもあるんですね。
たしかに、ぼくも大量の仕事を抱えていますが、不自由は感じていません。
それは、自分で仕事の段取りを組めるからです。
他人に指示命令されてやる仕事が少なくなったからです。
周りの人たちも、ぼくの予定に合わせて仕事をしてくれるようになった。

だから、定時にも退勤できちゃいます。
早く家に帰って、我が子たちとゆっくり遊ぶ時間も取れる。
これも、ある程度偉くなったからに違いありません。

同書にはこうも書いてありました。

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要は、利益を生みだす仕組み作りをして、部下に仕事を任せられる立場になると、自分の時間を長時間投入しなくても、自分の裁量で仕事や時間をコントロールできるようになるのです。
上司が部下よりも長時間働くことは、かえって部下にとって迷惑なのです。(41p)
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まったくその通り!!

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