2009年12月20日日曜日

一歩一歩少しずつ


こんにちは

おかげさまでぼくの教え子の家出君も、めでたくヘルパー講習を終了。
先週水曜日に郷里の北海道に帰りました。
その前日、修了式の日にぼくは休みを取って彼に会いに行きました。
もちろん家族一緒にね。
修了証を見せてもらって、最後の激励(釘刺し)です。

3年ひとつのことにまじめに打ち込めば、必ずそれを見てくれる人がいる。
つまりは「信用」されるんだ。
そうすれば、君を好いてくれる人も現れるだろうし、あるいは良縁を紹介してくれる人もいるだろう。
だから次に東京に来るのは3~4年後、嫁さんになる人を連れてきなさいね。
結婚式やるなら、ぼくらが仲人やってあげるよ。

修了証をみんなで見ながらそんなことを言いました。
家に帰ってから、こうメールに書いて送りました。

 「おめでとう&さようなら」
  今日はありがとう。
  明日、堂々と故郷に錦を飾ってくださいねー。
  地道にヘルパー講習に取り組んだように、
  これからも小さな努力を積み重ねていってくださいね。
  あきらめずに、しつこく、そして明るくにこやかに!!

すぐ返事が来ました。

  こちらこそお世話になりありがとうございます!
  介護学校で覚えた事や経験したことを生かし地道にコツコツと頑張ってまいります!
  後は最後まで諦めずにやり遂げる気持ちを忘れずに精進します!!
  本当に感謝してます!!
  ありがとうございます!!

ま、言うは易く行うは難し、なんですが、ヘルパー資格取得も彼にとっては初めて自分で努力した結果です。
やり遂げられたことを誇りに思っていい。
その思いを忘れずに、多少の嫌なことにもめげないで、少しずつ、一歩一歩自分の人生を築いていってほしいと思います。

森博嗣『自由をつくる自在に生きる』集英社新書¥714-から引用します。

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自由を得るためには、毎日少しずつでも良いから前進をする作戦が最も有効だと思う。
どんな山でも、一歩一歩登っていけば、いつかは頂上に辿り着ける。
目標は見えているのだから、休まずそこを目指す。
今日できることをする。
なにかできることはないか、といつも探す。
そして、無理をせず、時間をかけて少しずつ進む。
そうすることが、一番楽なのである。
僕は若いとき、一気に集中してものごとを片づける人間だった。
しかし、あるとき、それでは結局のところ肉体的限界を超えることができない、と感じた。(173p)
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ぼくも一歩一歩、少しずつでも前に進んでいきたいと思います。
教え子に恥じぬよう、我が子たちに恥じぬよう、そして嫁さんに捨てられぬよう!

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