2010年10月12日火曜日

自尊心を育む


こんにちは

昨日は幼稚園の運動会。
秋晴れのいい天気、暑いくらいの陽気でした。
今年は溌貴君ととしきくん二人の運動会ですから、プログラムの2/3に我が子が出場するわけです。
見所満載って感じでしたよ。
二人ともが参加する運動会は今年1年だけです。
おじいちゃん、おばあちゃん、育ちゃんも見に来て、たっぷり楽しみました。
溌貴君、としきくんともよく頑張りました。
みんなにたくさん褒めてもらいましたよ。

岩堀美雪『ポートフォリオでできる自分になる!』サンマーク出版¥1400-にこうありました。

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神戸で起きたバラバラ殺人事件をはじめ、罪を犯した少年の精神分析をすると、すべての子に同じような結果が出ました。
それは、どの子も「自分は無価値な人間だ」と思っているということです。
自分は無価値。だから、他人も無価値。価値のない人間にどんな仕打ちをしてもいいという論理が成り立っていました。
みなさん、お子さんにあなたは価値のある人間なんだということを伝えてあげてください。(25p)
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価値ある人間なんだと思えること、すなわち「自尊心」なんですよね。
自尊心のない人は、自分を大切にしないだけじゃなくて、他人も大切にしないんです。
だって人は自分の尺度で判断するのが常だから。
同書にはこうもありました。

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自分のことが好きになると、周りの人のことも好きになることができます。
自分を認められない人は他者も認められない。
自分を認められる人は他者も認められるのです。(40p)
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自分で自分を認めるってことが大切なんですが、それってとても高度なこと。
大人でもなかなかできませんよ。
やっぱり人との関わりの中で、周りの人たちに認められるから、自らも認めることができるんです。
周りの人たちに否定されているのに、自尊心を保つってことは子どもにはできませんよ。
子どもの頃から小さな成功体験を積み重ね、それを周りの人に褒められ認められる。
そうやって自尊心を育んで成長すれば、大人になって多少の逆境に出会っても、心が折れることがなくなるんだと思うんです。

人生山あり谷あり、晴れたり曇ったりです。
運のないときもあるわけです。
そういうときでも自尊心を失わず、明るく前向きに生きていく。
そういう人に我が子たちにも育ってもらいたい。
そのために、あらゆる場面で褒めてあげたい。
褒められることをするよう導きたいと思っているのです。

時々、否定的なことを言う人がいますよね。
それは違う、そうじゃない、何やってるんだってね。
こういう言動に出会ったら、心が乱れますよね。
それで、つい否定的なことを言う人の言うとおりにしちゃったり。
アブナイ、アブナイ。
そういう人は建設的な意見として否定的なことを言うわけじゃなく、他人の足を引っぱるために言うんです。
自尊心のない人、足りない人は、他人に心ないことを言うものなんです。
自分が惨めだから、楽しそうにしている人が気に入らないだけなんです。
足を引っぱり、自分と同じ惨めな状態にしたいだけなんです。
それに引っかかってはいけませんよ。

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否定されたことは、気にしないでおきましょう。
何か満足できないことがあってストレスを感じると、それを発散するために、他人の悪口を言ったり、否定したりする人がいます。
言われたときは辛いですが、冷静になってよく考えると、人の悪い面しか見られない人は寂しい人だと思えるようになります。
なぜかというと、誰もそんな人とは友達になりたくないからです。
「世の中には、そんな人もいる」のです。
そんな人のことであなたの大切なエネルギーを消耗するのは、もったいないこと。時間の無駄です。
あなたは、世界でたった一人の存在、それだけは間違いないのです。(155p)
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そういう処世術も大切ですね。
生きる技術です。
機会を捉えて、溌貴君としきくんにも教えていきたい。
もし我が子たちの周りに自尊心が育っていないために否定的な言動をする子がいたら、ぼくら親がその子のよいところを見つけて褒めてあげたいと思います。
少しでも世界がハッピーになっていくようにね。

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