2008年10月9日木曜日

理想を掲げよ

こんにちは
 
ぼくは出勤するとまず、手帳を確認して、今日やらねばならない仕事、やりたい仕事を反故紙の裏に書いてリストアップします。
そしてそれらをがむしゃらにやっつけていく。
やっつけるごとに、×をつけていくんです。
 
だいたい一日8~10項目くらいリストアップしますが、たいていの場合その6割から8割しか終わりません。
優先順位、重要度の高い仕事から片付けていくので、それでも問題はないわけです。
6割から8割しか終わらなかったからといって、計画性がないなーとか、悲観したりはしない。
おー今日も60点、合格だ!と思って、気分よく退勤します。
 
予定していたこと全部ができちゃうっていうことは、実は自分に甘いんじゃないかって思うんです。
100点とる人は、確実に100点取れるだけの課題しか自分に与えていない。
それじゃあ自分を伸ばすことができません。
自分に負荷をかけるためにちょっときつめの課題を自らに課す。
そうするからがんばるし、伸びることができるって思うのです。

藤巻幸夫『自分ブランドで勝負しろ!』インデックスコミュニケーションズ¥1300-にこう書いてありました。

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私は、やりたいことを10個ドカンと打ち上げて、3つは達成するも、あとの7つは成しえないようなスタイルでいいと思っている。
もちろん、そんなスタイルでは、「大きなことを言っておいて、結局できたのはこれだけじゃないか」と周りからの失笑を買うこともあるだろう。
だがそれが何だというのだ?
きっちりと結果を残せなくたって、別にどうってことないじゃないか。
自分の中にやりたいことが常にあふれていたら、それだけで一生涯楽しくないだろうか?(229p)
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まったく同感です。
ぼくは「理想主義は怠惰の隠れ蓑」だと思っていますから、完璧にやろうとはちーっとも思っていません。
やりたいことを山盛りにして、ガシガシとそれを片付けていく方を選びます。
そしてギリギリ合格点までもっていく。
その方が気持ちいい。
つまり、理想は大きく掲げるようにしているんです。
理想を高く持ち、少しでもそこに近づこうとする。
 
100点とるような人は、理想が低すぎるんです。
理想主義者は理想通りにできないと、それを失敗と捉えてしまいます。
その結果、理想を達成できないならそれをやる必要はない、ということにしてしまう。
「それは理想とほど遠いよ」なんて言うだけで、自らは何もしない。
理想主義者はこうして現状に甘んじてしまうのです。
 
ぼくは自分のことを「実務者」であると規定しています。
実務者とは、一歩でも二歩でも前に進む人のことです。
完璧にはできなくても、たとえ1%でも10%でも理想に向かって近づこうとする人です。
少しでもいいから現実を変えていく人のことです。
そのために「行動」し「努力」する人のことです。
そして、理想を決して手放すことがない人のことです。
そうすれば、自分の中にやりたいことがなくならない。
やりたいことが自分の中に常にある人生の方が楽しいと思っているのです。

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