2008年12月30日火曜日

子供に健康管理を教える方法

こんにちは

すっかり寒くなりましたね。
おかげさまで我が家は誰も風邪を引かず、元気にしています。
インフルエンザの予防接種もしていません。
それどころか我が子たちは、生まれたからまだ病院に一度も行っていません。

ぼくは子どもの頃から体が弱く、毎年のように重い風邪を引いていました。
大人になってもそうでした。
でも結婚してからだんだん丈夫になってきました。
結婚生活は規則正しい団体生活だからでしょうか。
そして、子どもが生まれてから、ますます丈夫になってきました。
子どもに病気をうつしちゃいけないから、リスクの高いことをしないように注意するようになったからでしょう。

つまり、健康管理をしっかりと意識してやるようになったからなんだと思います。
仕事でも何でも無理しすぎない。
ちょっと疲れたなと思ったら休養する。
だからといってダラダラもしない。
健康のためにメリハリつけた生活をする「技」が身についてきたように思います。

健康管理の仕方も意図的に学ぶ必要がありそうです。
我が子たちにも学ばせていきたいです。
昔は学校で「皆勤賞」なんていうのがあったそうです。
1年間一度も学校を休まないですんだら、表彰される。
それが子どもたちに健康であることに目標を与えていたと思いますね。
目標があれば、自ら健康に注意するようになっていくと思います。
今は皆勤賞なんかやらないからでしょうか、子どもたちは(親も)平気で学校を休むようです。

ぼくの尊敬する小学校教師、野口芳宏さんはご自分のお子さんに対してこんなことをやっていたそうです。

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子どもはお正月になると、当然のごとくお年玉をもらえると思っている。
これがいけない。
私はそうはしませんでした。
どうするかというと、学校を一日も休まないように自らの健康管理をした場合、お年玉として二万円をやるようにしました。
子どもにとっての二万円は目の飛び出るような額です。
標準額ではありません。
正月がまだ先の話であっても、子どもは期待と志を持ちます。
ただし、一日学校を休んだ場合には、五百円ずつ天引きをすると約束します。
そうすると子どもは、風邪を引かなくなります。
(野口芳宏『縦の教育、横の教育』モラロジー研究所\600-、27p)
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ナルホド、いい方法ですね。
お年玉を健康管理奨励金として利用するんです。
学校がやってくれないなら、自分の家庭で皆勤賞を実践する。
こういうインセンティブを与えたら、子どもも自分の健康に興味を持ち、どうしたら風邪を引かないか工夫するようになると思います。

二万円とは子どもにとって高額なようにも思えますが、風邪を引いて病院に行って診療費や薬代を支払い、かつ病気の期間の不快感や心配を考えると、安いとも言えます。
何より、健康ほど価値のあるものはない、と子どもに実感を持って伝えることができる。

こういうお金で子どもを釣るようなことを毛嫌いする人もいます。
もちろん金ばかりの人間に育つのも困りますが、お金を疎んじたり毛嫌いしたりバカにしたりする人間も困りものです。
適切にお金とつきあえる人になってもらいたい。
だから野口さんのやり方はいいなーって思います。

お年玉も、お正月だから子どもに与えるだけじゃもったいない。
健康管理の目標を与え、お金とのつきあい方を学ぶチャンスにもなるんですね。
我が子たちが小学生くらいになったら、真似してみようと思っています。

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