2009年7月26日日曜日

玉袋のひみつ

こんにちは

我が子はっちゃん、モノゴトの理解がずいぶんとできるようになってきました。
科学する心を育てるために、一緒にお風呂に入ってこんな実験をやってみましたー。
筋肉には二種類あると、学校で習ったと思います。
腕や足の筋肉のように、自分の意志で動かすことができる「随意筋」。
胃や腸や心臓のように、自分の意志で動かしたり止めたりできず、勝手に動く「不随意筋」。
不随意筋は内臓にある、って習ったと思います。
内臓にあるからちょっと観察できないねって。
でも体の外側近くにある筋肉で、不随意筋である平滑筋でできている部分があるのです!
それが陰嚢、いわゆる「玉袋」です。
陰嚢の皮膚の内側には肉様膜と呼ばれる薄い平滑筋でできた筋肉層があります。

タマブクロは時と場合によって、だら~んと垂れ下がったり、きゅっと縮まったりしますね。
これを自分の意志で、垂れ下げたり縮ませたりできる男の子はいないと思います。
自分の意志とは無関係に、ある条件の時に緩み、ある条件の時には縮む。
たとえば暑いときは緩み、寒いときは縮む。
ジェットコースターに乗ったとき、緊張したときも縮みますよね。

男の子はお風呂で実験してみてください。
お湯に入ってだら~んとなったタマブクロに、冷たい水をかけてみてください。
ほら、一瞬できゅっと縮んだでしょ。
次に温かいお湯をかけてみてください。
じわじわじわっと伸びてくるのがわかるでしょう。

ところで、陰嚢の筋肉も筋肉の一種ですから、自ら伸びることはできません。
では、一度きゅっと縮んだタマブクロを再び緩めるものは何でしょうか。
それは、重力です。
そのためタマブクロは、縮むときは筋肉の働きで瞬間的にきゅっと縮みますが、伸びるときはゆ~くりです。

どお?はっちゃん、面白かった?

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