2009年7月6日月曜日

心は食がつくる

こんにちは

大沢博『食事崩壊と心の病』レグルス文庫\800-という本を読みました。
身体の健康と食べ物の関係はよく知られていて、多くの人が実践していると思います。
でも食べ物は心とも大きく関係している。
この本によると、不登校、暴力、ADHD、うつ、ボケなども、食が原因で発生し、食の改善で治療できるんだって。

考えてみれば当たり前です。
心は脳という臓器の機能です。
脳という身体が健康であれば、心も健康になれるのは当然。
心は身体の一部であり、それは食べ物がつくっているんです。

特に重要なのは、血糖値。
脳の栄養はグルコース=糖だけです。
グルコースは血液に溶け込んで、脳へと運ばれます。
脳へコンスタントに適正量運ぶことが、脳の健康に必要なのだそうです。

不登校、校内暴力、家庭内暴力、ADHD、うつ、ボケなども、血糖値のコントロールが上手くいかないことによって発生するのだそう。
ある体質の人は、甘いものを大量に食べると、血糖値が逆に下がるのだそうです。
食べてすぐは上がるのですが、それに対してインスリンが過剰分泌されて、ガクンと低血糖になってしまう。
空腹時よりもさらに低血糖になってしまうのです。そしてそれが継続する。
それが低血糖。
すると脳細胞は貧栄養状態に長時間さらされ、活動不全、場合によっては壊死してしまう。

低血糖というのは、本来は空腹時のものです。
腹が減ると、獲物を捕るために攻撃的になるのが自然。
もっと空腹になると、動かない方がいいから無気力になるのも自然なことです。
心の病のうち、低血糖が原因である割合はかなりあるんだ、というのがこの本の主張。

では、脳へ糖をコンスタントに適正量運ぶためにはどうすればよいのでしょうか。
この本では、きちんと米食をすることを勧めています。
ご飯は粒城なので、消化に時間がかかります。
じわじわと消化され、じわじわと吸収されます。
すると、血糖値が急激に上昇することはありません。
一定値で長時間、血糖値は保たれます。

我が家は、山形県産のさわのはなというお米を食べています。
水田トラストで栽培してもらった無農薬無化学肥料のお米を、ここ3年ほど食べ続けています。
もちろん子どももアイスなど甘いものやジャンクなものも食べますが、基本はごはんです。
ぼくもとても調子がいいですよ。
身体だけじゃなく精神的にも落ち着いていて、頭の回転もいいんです。

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