2009年7月27日月曜日

つべこべ言わずに本を読め

こんにちは

完成してまだ間もない建物のコンクリートにひび割れが見つかりました。
さっそくみんなで現地確認。
幸い大きなひび割れではなく、ヘアクラックと呼ばれる微細なひび割れで、構造的には支障がないものでした。

コンクリートは材料特性的に、圧縮力には強いのですが、引っ張り力には弱い。
引っ張られるとすぐひび割れしてしまうのです。
なのでコンクリートは単独で使うことはせず、鉄筋と一緒に使います。
鉄筋コンクリートですね。
鉄はコンクリートとは逆に引っ張り力に強いのです。
金属はバネとなって、引っ張られればられるほど引き戻そうとする力を発揮します。
だから鉄筋コンクリートは、圧縮力にも引っ張り力にも強くなり、建物の主構造に使うことができるわけです。
不思議なことに、コンクリートと鉄筋とは熱膨張率がほぼ等しいために、温度の影響も受けません。
Bestな組み合わせなんですね。

さて、コンクリートは材料特性としてひび割れるのが当然なんですが、それを極力少なくする技術は存在します。
ぼくの専門外のことですので、ひび割れの現地調査をした時点ではそのような技術がどんなものか知りませんでした。
でも、技術者の勘で絶対にそういう技術、ノウハウはあるはずだ、と確信しました。
不具合のあったときこそ、勉強するチャンスです。
さっそくその夜、アマゾンで「コンクリート、ひび割れ」で検索しました。
そうしたら、沢山の本が検索されました。
つまり、それほどひび割れは多くの建物で起こっており、ひび割れ対策が必要とされているということです。
そして対策法は数々開発され、公開されているということです。
しかも、単行本レベルになるまでこなれた技術になっている、ということです。

カリスマ家庭教師である松永暢史さんの本『親がお手伝いをさせた子どもは頭がよくなる!』アスコム\1300-にこう書いてありました。

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私が勧めたいのは、月に最低一度、家族全員で書店に行き、全員が自分が読みたい本を買うことを習慣づけることです。
このとき、親は10冊、子どもは5冊とノルマを決めることも大切です。
そして、買ってきた本はリビングなど家族が集まる場所に置いておき、いつでも読めるようにしておきます。
すると、家族で「この本おもしろかった?」「こういう本が好きなら、次はこれがお勧めよ」など、自然に読書についての会話が増えていきます。
また、子どもも親が読んでいる本に興味を示し、手を伸ばすようになるかもしれません。
そんなに大量の本を買うなんて・・・とお思いですか?
私は、塾に対する投資より本への投資が劣ってはならない、と考えています。
そう、子どもの頭をよくしたいと思うなら、少なくとも収入の5%は書籍購入にあてるべきです。(93p)
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一流の人物になりたければ収入の5%は本を買え、とぼくの尊敬する小学校教師向山洋一さんは言っていました。
子どもの頭をよくしたいってことにも、これは適用できるんですね。
我が家でも子どもにおもちゃの類はたまーにしか買ってあげませんが、本なら無条件で買ってあげることにしています。
今のところは、ほしいと言ったときその都度買いに行っていますが、小学中学年くらいになったら月に一度は親子で「まとめ買い」もいいですね。
買った本はリビングに「積ん読」しておく。
自分で買った本を自分が読むのは当然ですが、子どもが買った本を親が、親が買った本を子どもが眺めるのも楽しそう。
本を中心に会話が広がりますね。
これなら子どもの頭がよくなるのは当然です。

まずは、本を買うことを親が率先して示すことが第一です。
子どもにばかり本を読まそうったって、上手くいくはずがありません。
親が本を買い、それを読み、書いてあったことを実践し、いい結果を得る。
そういう態度を見せられれば、子どもも本を読むことの価値を知ることができるんだと思うのです。
検索された本の中から、5冊注文しました。
コンクリートに関する基本的なことを扱った本2冊とひび割れ対策を扱った本3冊。
このくらい読むと、専門家の話が理解できるようになります。
基礎的なことを学んでおいて、あとは専門家と議論して、適切な対処をしていきたいと思うわけです。

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