2009年5月8日金曜日

余計にやるから暇になる

こんにちは

ぼくの仕事メールに「当選のお知らせ」なんてタイトルのメールが届きました。
わ、何が当たったんだろう!とワクワクしながら本文を読んだら、

 お仕事中失礼致します。
 本日、共済会選挙の開票を行った結果、皆様が当選されましたので、
 ご連絡申し上げます。
 お忙しいとは存じますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

だって。
今度は職場の共済会の幹事に選ばれちゃいましたー。
当選してもあんまり嬉しくない!!
あはははは。
ま、これも職場の皆さんのため、もちろんぼく自身のためです。
ベストエフォートでやっていきたいと思います。

成功哲学の祖とも言わるナポレオン・ヒルは、成功のためには

 「目標の明確化」
 「余計に仕事をする習慣」
 「絶対にやる、絶対にできるという信念」

という三原則がある、と言っています。
確かに。
ぼくにとって特に重要なのは、二番目の「余計に仕事をする習慣」ですな。
だって、余計に仕事をすると反って余裕が生まれるんですよ。

勝間和代『年収10倍アップ時間投資法』ディスカバー\1500-にこんなことが書いてありました。

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さらに注意したいのは、上司は「どうせ全部はやらないのだから」という発想で、部下にはちょっと多めに仕事を出すということです。
つまり上司は、百二十、百三十頼んでおいて、百十くらいできればいいと考えるものなのです。(12p)
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うーん、思い当たるところありますねー。
デキナイ人に限って、とても忙しそう。
それはなぜか。

デキナイ部下に仕事を頼むとき、「歩留まり」を多めに見込むってことです。
実質的に必要な仕事量を終わらせてもらうために、多めに仕事を与える。
実質的な期日に間に合わせるために、締め切りを早めに設定する。

で、このデキナイ部下は上司からの指示をひーこら言ってこなす。
残業もたくさんしなければ追いつきません。
その結果、指示された期日に、指示された仕事量は終わらない。
当然上司から叱られます。
「まったくお前はダメだな!」なんて。

実は必要な仕事はそれでも完成していたりします。
上司は「やっぱりアイツには多めにやらせておいて正解だったな」なーんて、ほくそ笑んでいたり。
むちゃくちゃ働かされた結果、叱られて、無能呼ばわりされて、とっても損ですよね。

逆に、いつもちょっぴり余計に仕事をする部下ならどうでしょうか。
上司はその部下ならちゃんと必要量の仕事を期日までに仕上げてくれることが分かっています。
安心しているわけですね。
それなら変に歩留まりを見込む必要はない。
必要量の仕事を必要な期日で指示するわけです。

よって部下は余裕を持ってその仕事に取りかかることができる。
上司から無理させられることが少なくなります。
残業もそれほどしなくて済むでしょうし、叱られることはない。
余裕がでるので、またちょびっとオマケして余計に仕事をすることだってできる。
ますます信用されることになるわけです。

勝間さんも言っています。

 このとき、百三十頼まれないようにするためにも、
 断れるだけの実績を上げることが必要になってきます。(同12p)

いつもちょっぴり余計に仕事をする習慣があれば、上司だってそれに配慮してくれるようになります。
無理な仕事は頼まなくなりますし、きちんとした理由があれば断っても納得してくれます。
余計に仕事をする習慣があるから、時間的にも精神的にも余裕が生まれるんだと思っています。

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