こんにちは
今日、池袋西武百貨店で「私立小学校フェア」というのが開催されているっていうんで、晶ちゃんと二人で行ってみました。
とりあえず、我が家から通学可能な学校の資料をもらおうってことで。
会場に着くと、スーツ姿のご両親に連れられた、これまたスーツ姿のお子さま。
全くの普段着、ぼくなんかいつもの首タオルで行ってしまったぼくらは、ちょっと焦りましたよー。
会場入り口には、各校の制服の展示に引き続き、西武百貨店のお受験ルックコーナー。お母様向けのスーツの展示の前で、晶ちゃんの目がキラリと光りました。
ひぇ~。
あるお受験塾が主催だったので、お子さま向けの教材コーナーもあったり、その教材の体験コーナーもあったり。
お受験クラスもあった進学塾の勤務経験があり、小学校受験はお受験塾に行って対策しても合否にはほとんど関係ないとわかっていても、こういう雰囲気に絡め取られちゃいそうでしたよ。
子どもはかわいければ受かるんです。
礼儀正しくて活発で快活であればね。
子どもはそうなんですが、親の方はちゃんとしてなくちゃならないらしい。
藤原和博他『笑える子ども。』ぴあ¥800-で、小山泰生(幼児教育者、小学校受験コンサルタント)さんはこう言っています。
親の振る舞いにも「ほどほど」というのがやっぱりありまして、
それぐらい名門の小学校になりますと面接がウルサイ(重要視される)んですが、
その面接は変な親を取らないためにやってるんですね。
変な親っていうのは何かっていうと、しょっちゅうやってきていろいろ学校に
文句を言うような親は変な親ですから、「ほどほど」がわかっていない親なんですね。(23p)
慶応幼稚舎なんか2000人も受けるというばかげた話になる。
10倍を超えるという、15倍とかって15人に1人しか受からないわけですから、
子どもにいくつかの質問をした程度で優劣を正確に選べるわけがないので、
なら親を選ぶ方が早いという話です。(24p)
まー、子どもはまだ幼児ですからね。
未知数な部分が多いわけです。
数時間の試験時間だけで、その子の実力がすぐ分かるわけがない。
そもそも幼児はまだ実力なんか開発されていないのです。
なら、親を見た方が即分かっちゃうんです。
この親に育てられている子なら大丈夫だろう、とか、ダメじゃんとか。
そしてその一番の観点は「ほどほど」が分かっているかどうか。
一流私立だって完璧ではありません。
文句を言いたいことだってあるかもしれません。
でもそこで「モンスターペアレンツ」になってしまうような親じゃダメなんです。
自分の主張ばかり強行に言いつのると、反って教育効果を下げてしまうのです。
その子自身ばかりだけじゃなく、クラスメイトたちの教育効果も下げる。
そこが分かる親じゃなくちゃ、その子を入学させるわけにはいかないわけです。
「ほどほど」が分かる親かどうか。加減を知っている人間かどうか。
そういう親の子であれば、子どもだってそうなんですから。
それはお受験塾では対策できないことです。
普段からの「生き方」なんですよねー。
そういうのって、10分くらいの親の面接で分かっちゃうんですよねー。
何校かの資料をいただいてきました。
志望校を決めたら、この学校に子どもを通わせるにふさわしい親となるよう、ぼくも晶ちゃんも精進していこうと思いました。
それがお受験対策になるんだと思っています。
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