2008年8月30日土曜日

挨拶はオトク

こんにちは

我が子はっちゃん、とっちゃんには、挨拶のきちんとできる人間に育ってほしいと思っています。
だって、挨拶はオトクなんですから。

大久保幸夫『仕事のための12の基礎力』日系BP社\1500-にこう書いてありました。

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初めてあった人にも気持ちよく「こんにちは!」と声をかけ、エレベーターでたまたま一緒になった知り合いにも「元気ですか?」「最近頑張ってますね!」と笑顔で話しかけてくる。
それだけで人との距離を縮めてしまうのです。
このような愛嬌力のある人は、仕事の上でも随分得をしていると思いますし、そうでない人は損をしていると言っていいと思います。
愛嬌力があると、人間関係をうまく処理しやすくなると同時に、ちょっとくらいの失敗は許してもらいやすくなります。
「ご愛敬」という言葉がありますが、まさしく、軽い失敗は「それもご愛敬の一つ」ということで大目に見てもらえるタイプです。(46p)
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人間って不思議なもので、同じ事をやっても愛嬌のある人とそうじゃない人とでは、扱いが違うんですね。
ちょっとしたミスをしても、愛嬌のある人なら笑って許してくれるのに、愛嬌のない人はコテンパンにやられる。
いいことをしても、愛嬌のある人はほめてもらえるのに、ない人はちょっとくらいうまく行ったからって威張るなよ、なーんて言われたり。
愛嬌力の源は、やっぱり挨拶だと思います。
明るい顔でいつも挨拶すること。

挨拶がしっかりできると、レスポンス、反応もよくなっていきます。
誰かから話しかけられることが多くなりますし、こっちからも気軽に話しかけられるようになる。
同じく大久保幸夫『仕事のための12の基礎力』から引用します。

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企業経営者を見ていても、反応力のある人と、ない人に、明確に分かれます。
うなずきながら人の話を聴く人は、聴き上手な人です。
そういう人には、つい余分に情報を提供してしまいます。
おそらく社員から話を聴くときも、うなずいたり、質問したりしながら、正確に現場の情報を収集しているのでしょう。
反対に、まったくうなずきもせずに「そんなことはわかってる」という顔つきをいつもしている人がいます。
そんな経営者には大事な情報は集まりません。
知らぬは社長ばかりなり、という結果になってしまうかもしれません。(42p)
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そうそう、愛嬌のある人には、つい余分なことまで話しちゃったりするんです。
それで情報が集まってくる。
集めようとして集める情報は、公式的な表向きの情報ばかりです。
ところが向こうから勝手に集まってくる情報は、裏情報、ホンネの情報だったりするんですよね。
裏情報に強い人は、世渡りもうまくなるってわけです。

こう考えると、挨拶は自分のためにするものだ、って分かります。
そもそも礼儀や作法って、相手を不愉快にさせず、気分よくさせるものです。
相手を不愉快にしないってことは、相手のためじゃありません。
相手を不愉快にさせないことによって、自分がラクに楽しく生きられるからです。

高橋鍵彌『12歳からの人づくり』致知出版\1300-にはこうありました。

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挨拶は自分のためにするものです。
しかし、自分へのこだわりがある人は挨拶が上手にできません。
それは自分という小さな殻から抜け出すことができないために、恥ずかしさや相手へのこだわりが、自分の心の中で渦巻いてしまうためです。
自分から挨拶をしても、相手が答礼してくれないことを怖れることから生ずるものです。
しかし、相手がどうであれ、挨拶は自分のためにするとわかっている人は、周りに左右されることなく、挨拶のできる人となります。(134p)
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ぼくも実践してますよー。
廊下で嫌な奴に会っても、きちんと会釈しています。
もちろん相手もぼくを嫌いですから、無視してスーッと通り過ぎちゃう。
「なんだアイツ!もう挨拶なんかしないぞ!」なんて怒っちゃ負け。
それでもぼくはニコニコ笑って会釈し続けるんです。

だって、それを見た他の人はどう思うでしょうか。
どっちが人格優れていると思うでしょうか。
何か頼み事があったり、新しい仕事があったりしたとき、どっちに声をかけたいと思うでしょうか。
言わなくても分かりますよねー。
あはははは。

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