2008年8月30日土曜日

定刻主義のススメ

こんにちは

座右の銘を持っていますか?
座右の銘とは、何か自分の目標や行動指針をひと言で表す言葉です。
先人の言葉でもいいし、自分で作った言葉でもいい。
座右の銘を持って、恒にそれを唱えたり、意識していると、自分の行動にしっかりとした背骨ができてきます。
つまり、一貫した生き方ができるようになります。

で、ぼくの座右の銘は何かというと「定刻主義」です。
こう言うとたいていの人は笑います。
「帝国主義」と間違えているようです。
ぼくは時にかなり強権的、専制君主的だったりするので、つい笑っちゃうのかもしれませんね。

でも帝国主義ではなく、定刻主義です。
時間は守るってことですね。
会議なども定刻になったら始める。
参加者が全員揃っていなくても、定刻には始めてしまうのです。
もちろん自分自身も定刻には席に着いているのが前提です。
終わる時刻も最初に決めて、なるべくその時刻前には終えるようコントロールするのです。
そうすると、会議後にも予定を入れられます。
いつ終わるか分からない会議だと、会議後に予定を入れられなくなっちゃうからね。

とにかく、始める時刻と終わる時刻を明確にして、それを守るようにする。
少なくとも自分の努力でできることはやるのです。
それが定刻主義なのです。
これは、約束の期日を守る、締め切り日を守るということでもある。
定刻主義を実践すると、とてもラクチンなのです。

人生とは自分というリソース(資源)の使い方なんだと思っています。
自分というリソースをよく把握し、うまく使いこなして命を輝かせることだと思います。
自分というリソースだって、無限ではありません。
使い方を間違えたり、分配を間違えると、命はすり減ったり錆び付いたりしちゃうものなんだと思います。

そのためには、自分を自分のコントロール下に置き、決して他人にコントロールさせないことです。
他人に振り回された生き方をすると、自分というリソースをいたずらに浪費してしまいます。
具体的には、どんなことに注意すべきなのか。

一番は、他人にスケジュールを握られないこと。
それは、「まだかまだか」と催促されないことです。
催促されると自分のペースを崩され、他人のペースに自分を合わせなくてはならなくなります。
すると自分のリソースのある部分だけを過度に使ったり、逆に遊ばせておかなくてはならない部分ができたりします。
非常に非効率になります。

だから大切なのは、催促されないようにすることです。
催促されないように、たとえ他人から与えられた締め切りでも、締め切り通りに仕上げたり、それよりちょっとでも早く仕上げられるように自分で段取る。
締め切り日は他人が決めたものかもしれませんが、それに至るまでは自分で決められます。
自分で決められるから、自分というリソースを自分でコントロールし、適切に配分することも可能になります。

また締め切りが明確でないときも、きちんと期日、締め切り日を決めておかないのもいけません。
「なるべく早くね」と言われていた仕事を、翌日に「できた?」なんて催促されたことはありませんか。
「早く」は人によって違うものです。
自分は来週までくらいだろうと思っていても、他人は明日までと思っているかもしれないのです。
だから、曖昧な約束はしないことです。
期日が双方明確であれば、期日までは催促されないことが確約されます。
たとえ期日前に「できた?」と言われても、「約束の日までにはなんとか!」と気楽に答えられます。
そうやって、締め切り日までの期間は自分でコントロールできることになります。

催促されないこと。
時には催促でもされないとやる気が起きないようなこともありますが、原則は催促されなくて済むようにすることが大切だと思います。
すなわち「定刻主義」です。
これが自分らしく生きるための「技術」のひとつだと思っています。

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