2008年8月30日土曜日

水泳選手に黒人が少ない理由

こんにちは

オリンピックですねー。
ぼくは普段テレビを見ないのですが、出張中ホテルの部屋でつい見ちゃいました。
水泳の北島選手、すごいですー。

で、水泳競技を見ていて気づきました。
陸上競技には黒人系の選手が多いのに、水泳にはほとんど黒人系の選手はいませんね。
アメリカのチームにいたようですが、その他には見あたりません。
アフリカの国々は出場している国の方が少ない。
南アフリカのチームも、アフリカと言いながら白人ばかりです。
イギリスやフランスにも黒人系の国民は多くいると思いますが、水泳選手には黒人はいないようです。
もしかして、黒人は水泳に向いていないのではないでしょうか。

実は、黒人(ニグロイド)は他の人種よりも骨の密度が高いのだそうです。
また、非常に筋肉質でもあるため、体積の割には体重が重い。
すなわち、比重が大きいのです。
そのために浮力が小さくなって、水に浮きにくい身体をしているのです。
もっと言えば、そのままでは水に沈んでしまう体なんです。
そのため、水面に浮かんでいるためによけいなエネルギーを使わないとならないのでしょうね。

逆にそのことが、黒人が陸上競技に向いていることにもなっています。
骨の密度が高いということは、骨が硬いということです。
骨が硬いこと、すなわち骨のバネ定数が大きく鋼のような弾性を示すということです。
筋肉も強く、鋼のような骨を力強く動かすことができます。
骨が硬いので、強い筋肉で動かしても骨はたわんだり折れたりしにくい。

これらの身体の性質は、遺伝子によって決まっています。
遺伝子は人種ごと少しずつ違っています。
遺伝子は人類の長い歴史の中で、人種ごとに適応、進化してきたものです。
黒人は泳ぐことより、走ることに適応した体なんです。
もちろん黒人だって泳げるのですが、水泳のオリンピック選手になるほどには、なかなかなれないのでしょうね。
同じオリンピック選手を目指すなら、陸上の方が可能性が高いってわけです。

同じく同じ人種の中でも、ひとりひとりホンの少しずつですが遺伝子は違っています。
それが「身体の個性」なのです。
個性があるから、自分が何に向いているか、自分は何を鍛えていけばいいかは、ひとりひとり違っているし、違うべきなんです。
個性に向いていないことを無理して努力しても、よい結果は得られません。
自分の個性を見極めて、自分の可能性を考えていくのがいいんです。
黒人に水泳選手が少ない理由から、個性の見極め方についても考えてしまいました。


黒人の水泳選手が少ない理由は、竹内久美子『遺伝子が解く!愛と性のなぜ』文芸春秋\1286-の224pに書いてありました。

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