2008年9月6日土曜日

おどおどした青年への処方箋

こんにちは

職場の後輩に、なんかいっつもおどおどしている青年がいます。
なんでそんなにおどおどびくびくしてるんでしょうね。

ドメスティックバイオレンス(DV)、というものがあります。
家庭内暴力ですね。
夫(or妻^^;)が暴力をふるうことです。
DVで不思議なのは、暴力をふるわれる側があまりに従順なこと。
反抗などせず、暴力をふるわれるまま、おとなしいんです。
なぜか。
それは、DVおやじ(orおばはん^^;)は無原則、無規則に怒るからなんです。

怒られたからには、自分が悪いと思いこむのです。
やっぱり怒られたくないですから、怒られないように注意したいと思うのは当然です。でも無原則、無規則に怒られるので、自分のどこが悪かったのかわかりません。
何に注意しなければならないのか分からなくなり、四六時中緊張して不安な状態になってしまうものです。
DVを受ける側は常におどおどびくびくするようになる。
やがて無気力になり、相手の思うがままに従ってしまうようになるのです。

おどおど青年もこれと同じ心理なんだと思います。
まだ社会のルール、会社のルールが十分理解できていないために、しょっちゅう先輩や上司に怒られる。
なんで怒られたのかその原理が分からないので、何をするときでもまた怒られるのではないかという不安がココロを占領してしまうのです。
ココロに余裕がなくなっちゃうんですね。
そうすると集中力、注意力が散漫になり、ますます失敗をしてしまうのです。
あるいは、何に気をつければいいかわからないので、仕事の軽重が見分けられなくなり、どうでもいい仕事にまで時間と労力をつぎ込んでしまったりしてしまうのです。
何だかやたら残業が多い若者は、このトラップに陥っている可能性が高い。
ますます上司は怒り、青年はおどおどするようになる。

でも先輩や上司は、DVのように無原則、無規則に怒っているわけではないのです。
ちゃんとルールに従って、後輩、部下を指導するために怒っている。
だから、そのルールを理解するように努めればいいんです。

ルールが分かって来ると、どこに対しては十分な注意が必要か、どこならテキトーにかませるか、メリハリがつくようになります。
そうすれば、いつも緊張していなくてすみ、リラックスすることができるようになるのです。
ココロにゆとりが生まれ、いい仕事もできるようになる。
自信が生まれるから、行動もきびきびしてきて表情も明るくなる。
自分の後輩や部下がそこまで育ってくれたとき、先輩、上司は嬉しくなるものではないでしょうか。

時々、おどおどしっぱなしでおじさんと言われる年代まで来ちゃった人もたま~にいますね。
ルールを理解しない、理解できないまま歳を重ねてしまった場合です。
たま~にたま~にですが、ルールの存在自体を理解していない人もいたりして閉口します。
そんなルールあったの?みたいな。。。
職場の後輩にはそんなクソオヤジにはなってほしくないなーと願いつつ、今日もまた怒鳴りつけているのです。
わはははは。

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