2008年9月17日水曜日

人脈はGive and Take

こんにちは

人脈を広げるために、異業種交流会というものがあります。
ぼくもちょっと興味があって2回ほど参加してみたことがありますが、今ひとつピンと来ませんでした。
何か「自分が得するためだけ」に参加している人が多いように感じてしまったんです。
Takeだけという感じなんですよ。
名刺交換しても、自分の売りたいものを買ってくれそうな人とはよくおしゃべりしていても、自分の客にはなりそうもない人からはすぐ離れていく。
もちろんぼくは後者だったんでしょう、ちょっと不愉快でしたね。

人と人とのつきあいの基本は、Give and Takeじゃないですか。
自分だけが得する関係を求めるというのは、ちょっとさもしいように思ったんです。
異業種交流会には、自分が相手にとってもメリットを与えられる存在であるかどうか、ということが抜けている人が多かったように感じました。
ぼくが参加した交流会がたまたまそんなのだったんだと思いますが。

人脈っていうのは、異業種交流会で数回会ったくらいで広がるものじゃない、とも思うのです。
三ヶ月なり半年なり長期間同じプロジェクトに取り組んで、そのプロジェクトが終わっても引き続き関係を維持したいと思うことが、人脈なんじゃないでしょうか。
ある一定期間、お互いに一生懸命一緒に仕事をした結果、もうお前とは金輪際会いたくないね、ではなく、これからも関係を維持したいという気持ち、それが人脈を広げていくことになるんだと思います。

『他人と10倍差がつく勉強法』PHP\1200-に藤原和博さんの記事も載っていました。
ぼくの頭にガツンと来ちゃいましたので、引用しますね!

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人脈というのは、「これはやられた!」と思うような「驚きの応酬」のなかで初めて生まれてくるもの。
ですから、社外に「自分の味方になってくれる人」が1年に一人でもできれば、それで十分ではないでしょうか。(201p)
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だからぼくも人脈は「人数」じゃないと思うのです。
本当に頼りになる数人がいればいい。
そしてまた自分もその人たちが必要なときに頼りにされる存在であること。

今目の前にある課題に目の前にいる人たちと一緒に、誠実に情熱を持って取り組む。
それを続けることによって実力も上がり、仕事の幅も広がって、結果として人脈も出来ていくわけです。
自分はラクしていて、大した貢献もせずに、人脈だけ広げようったってそれは虫がよすぎるってもんですよ。

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