2008年9月27日土曜日

新幹線の架線はジグザグ

こんにちは

わが長男はっちゃん3歳は、電車マニアです。
パソコン操作にも習熟してきたので、YouTubeで好きな電車の画像を次々と検索しては見ています。
前はしょっちゅう「あれ見たい」「これ見せて」とリクエストされ、クリックしてやらなくちゃならなかったけど、今は楽。
はっちゃん一人で見続けています。
おかげでぼくは寝っ転がって本を読むことができます。
次男とっちゃんがじゃれついてきますけどね、たまに絵本を読んであげれば読書を継続することができます。

ふと気づくと、素敵なメロティーが。
はっちゃんがYouTubeで「電車」で検索しているうちに行き当たった、あるアーティストのプロモーションビデオでした。
寝っ転がって読んでいた本を投げ捨てて、パソコンのところへ行き、聞き入ってしまいました。
オレ好みのいい曲!
そのアーティストとは空気公団、曲名は「夕暮れ電車に飛び乗れ」。
はっちゃんに一時パソコンを貸してもらって、アマゾンでCDを注文しちゃいました。

子どもがいると、思わぬ情報が飛び込んできます。
それも楽しいことですねー。

はっちゃんが電車マニアなため、電車に関する本もよく買うようになりました。
子ども向けの本はほぼ買い尽くしてしまったので、徐々にレベルアップしています。
さすがにはっちゃんはまだ自力で読むことはできませんが、ぼくが楽しく読んでいます。
ぼくは技術者なので、特に新幹線に使われている技術には興味津々です。

先日読んだ本に、新幹線の架線はジグザグに張られている、と書いてありました。
なぜか。

架線とは、線路の上に延々と張られている電気を電車に供給するための電線です。
電車は電気を架線からパンタグラフを通して得ています。
パンタグラフは電車の屋根に着いているひし形やZガタのものですね。

新幹線は高速運転をしているために、パンタグラフが架線をすごい勢いでこすっていきます。
こすればすり減ります。
もし架線がまっすぐ張られているとすると、パンタグラフの同じ場所がいつもこすられることになります。
1ヶ所だけすり減っていったら、パンタグラフの寿命はとても短くなってしまいます。

なので架線をジグザグに張るわけです。
するとパンタグラフの上面は、全体がまんべんなくこすられるようになります。
まんべんなくこすられれば、まんべんなくすり減って、パンタグラフの寿命も伸びるというわけです。

さっそく本当に架線はジグザグに張られているかどうか、出張の時に見てきました。
でも肉眼ではジグザグには見えませんでした。
それでもしばらくホームを往復しながら架線をじーっと観察していたら、ようやく分かりました。

架線を固定しているアームがあります。
場所によってそのアームを固定している位置が微妙にずれているのです。
アームを固定する位置をずらしていくことによって、架線はジグザグになっているのです。
ナルホドー。

はっちゃんはまだまだマニア本は読めません。
それでも絵や写真を見たりして楽しんでいます。
そのうち、本文も読めるようになって、いろいろなことに興味を持ち、実際に自分で調べてみるようになってくれればいいなって、思っています。

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