こんにちは
同僚にいつも「すみません、すみません」と謝ってばかりの青年がいます。
隣の元気のいい女性職員から「コラ、今は謝る時じゃない!」なんてさらに叱られたりして。
見ていてとても微笑ましい。
悪いことをしたとき、迷惑をかけたとき、すぐきちんと謝ることは大切です。
謝らずに頑なに自分の非を認めようとしない人は、世間から受け入れられなくなっていくのは当然です。
でも謝ってばかりいる人も、何かが欠けているようにも思います。
すみませんの言葉が、軽く聞こえてしまうのです。
なぜでしょうか。
それは、謝ってばかりいる人は謝ることが目的になっているように思えるからです。
悪いことをしたとき、迷惑をかけたとき、謝りさえすればいいと思っているようなんです。
謝ればとりあえず許してくれるから謝っておこう、という安易な気持ちが透けて見えてしまうのです。
謝ることが目的になってしまっている人は、再び同じような失敗をおかします。
行動が変わらないからです。
同じ人が同じ失敗をした場合、前よりもっと叱られます。
再犯ですからねー。
するとさらにすみません、すみませんとペコペコ謝るようになってしまうのです。
悪いことをしたとき、迷惑をかけたとき、一番大事なのは「行動を変える」ということです。
同様な失敗を避けるように、自分の行動パターンを変えていく。
そうすれば、次からは同じことで失敗はしなくなります。
行動を変えない限り、失敗は繰り返されます。
同じような失敗を繰り返していたら、信用は失われていき、ただただペコペコと謝るだけの人生に陥ってしまうのです。
誰にでも失敗はあります。
特に若いときは失敗だらけです。
でも初めての失敗には、世間はある程度寛容です。
失敗を恐れて縮こまってしまうのも困ります。
失敗を恐れずチャレンジして、それで失敗したらきちんと謝る。
そして行動を変えていき、同様な失敗を繰り返さない。
徐々にでも、謝らなくてもいい人間に成長していかなくちゃ。
謝ることは、実は「これから行動を変えていきます」という宣言であるべきなんですよね。
だから謝ってお終いにしてはいけないんです。
謝ることは目的ではなく、自分の行動を変えていくきっかけ、手段なんです。
そこを間違えてはいけません。
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